【解説・採点基準付き】2025年佐賀大医学部・数学の解答・解説
2025年の佐賀大学医学部・数学の、
解答・解説【完全版】です。
方針の立て方・考え方はもちろん
オリジナルの採点基準付き。
このページで過去問演習が完結するので
赤本などは一切不要です。
2025年佐賀大学医学部数学
第1問 解答・解説
この記事の配点・採点基準は佐賀大学が公表しているものではなく、竜文会が独自に作成したものです。
第1問は確率の問題です。
テーマは「目の出方が偏ったさいころの確率(反復試行・余事象・条件付き確率)」。
問題


問題文をテキストで読む
1から6の目が1つずつ書いてあるが、 $k=1,\,2,\,3,\,4,\,5,\,6$ について、 $k$ の目が出る確率が、1の目が出る確率の $k$ 倍であるさいころを考える。次の問に答えよ。
(1) このさいころを1回投げたとき、3の目が出る確率を求めよ。
(2) $n$ を2以上の自然数とする。このさいころを $n$ 回投げたとき、3の目が2回以上出る確率を $n$ を用いて表せ。
(3) このさいころを2回投げて出る目の和が偶数になるとき、3の目が1回以上出る条件付き確率を求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
1の目が出る確率を $p$ とおくと、 $k$ の目の確率は $kp$。6つの目の確率を全部足すと1になるので、 $p$ が決まる。1の目が1面、2の目が2面、…、6の目が6面ある21面の多面体のさいころと見ることもできる(どの面も同じ確率で出る)。


- 1の目が出る確率を $p$ とおき、 $k$ の目が出る確率を $kp$ と表す。
- $p+2p+\cdots+6p=1$ から $p=\dfrac{1}{21}$ を求める。
- 3の目の確率 $3p$ を求める。
【(2)の方針】
さいころは何回投げても3の目の確率は $\dfrac{1}{7}$ で変わらないので、反復試行が使える。3の目が出る回数は0回から $n$ 回まであり、「2回以上」を直接求めると2回、 $3$ 回、…、 $n$ 回の $n-1$ 通りを足すことになる。余事象の「0回または1回」なら2通りだけなので、余事象の方が早い。


- 3の目が1回も出ない確率 $\left(\dfrac{6}{7}\right)^n$ を求める。
- 3の目がちょうど1回出る確率を求める。3の目が1回、ほかの目が $n-1$ 回出る確率 $\dfrac{1}{7}\left(\dfrac{6}{7}\right)^{n-1}$ を求めてから、3の目が何回目に出るかの $n$ 通りを最後にかける。
- 2つの確率の和を1から引き、整理する。
【(3)の方針】
条件付き確率は、まず分母と分子を日本語で書く(言語化)。分母は「目の和が偶数」、分子は「目の和が偶数かつ3の目が1回以上」。和が偶数になるのは 2回とも奇数か、2回とも偶数のときで、3は奇数なので、分子は「2回とも奇数で、3の目が1回以上」になる。この「3の目が1回以上」も、2回とも奇数の中で「3の目が1回も出ない=2回とも1か5」を引けば早い。1回目と2回目の出方を面積図にすると、分母と分子の関係がすぐに見える。


- 分母・分子を言葉にする(分母:和が偶数/分子:2回とも奇数で、3の目が1回以上)。
- 1回で奇数が出る確率 $\dfrac{9}{21}=\dfrac{3}{7}$、偶数が出る確率 $\dfrac{4}{7}$ を求め、分母の確率 $\left(\dfrac{3}{7}\right)^2+\left(\dfrac{4}{7}\right)^2$ を求める。
- 1回で1か5が出る確率 $\dfrac{2}{7}$ を求め、分子の確率 $\left(\dfrac{3}{7}\right)^2-\left(\dfrac{2}{7}\right)^2$ を求める。
- 分子を分母で割る。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 4点
1の目が出る確率を $p$ とおくと、 $k$ の目が出る確率は $kp$( $k=1,\,2,\,\cdots,\,6$)。確率の和は1なので
$$p+2p+3p+4p+5p+6p=21p=1\qquad\therefore\ p=\dfrac{1}{21}$$
よって3の目が出る確率は
$$3p=\dfrac{3}{21}$$
答 $\dfrac{1}{7}$
(2) 配点 8点
1回投げたとき3の目が出る確率は $\dfrac{1}{7}$、出ない確率は $\dfrac{6}{7}$ で、何回目でも変わらない。余事象は「3の目が0回または1回」である。
・3の目が0回 $\left(\dfrac{6}{7}\right)^n$
・3の目がちょうど1回 3の目が何回目に出るかで $n$ 通りあるので $n\cdot\dfrac{1}{7}\left(\dfrac{6}{7}\right)^{n-1}={}_n\mathrm{C}_1\cdot\dfrac{1}{7}\left(\dfrac{6}{7}\right)^{n-1}$
2つは同時に起こらないので、求める確率は
$$1-\left(\dfrac{6}{7}\right)^n-n\cdot\dfrac{1}{7}\left(\dfrac{6}{7}\right)^{n-1}=1-\dfrac{6^n+n\cdot6^{n-1}}{7^n}=1-\dfrac{(n+6)\cdot6^{n-1}}{7^n}$$
答 $1-\dfrac{(n+6)\cdot6^{n-1}}{7^n}$
( $n=2$ のとき $1-\dfrac{48}{49}=\dfrac{1}{49}$ で、「2回とも3」の確率 $\left(\dfrac{1}{7}\right)^2$ と一致する)
「少なくとも」があったら余事象、というのはただの目安でしかありません。常に、直接求めた方が早いのか、余事象を求めた方が早いのかを念頭に置いておくことが大事です。
(3) 配点 8点
分母と分子を言葉にすると
・分母:2回投げて目の和が偶数
・分子:2回投げて目の和が偶数、かつ3の目が1回以上
和が偶数になるのは、2回とも奇数か、2回とも偶数のとき。3は奇数なので、分子は「2回とも奇数で、3の目が1回以上」と同じである。
1回投げて奇数(1、3、5)が出る確率は $\dfrac{1+3+5}{21}=\dfrac{3}{7}$、偶数(2、4、6)が出る確率は $1-\dfrac{3}{7}=\dfrac{4}{7}$。よって分母の確率は
$$\left(\dfrac{3}{7}\right)^2+\left(\dfrac{4}{7}\right)^2=\dfrac{9+16}{49}=\dfrac{25}{49}$$
1回投げて1か5が出る確率は $\dfrac{1+5}{21}=\dfrac{2}{7}$。2回とも奇数のうち、3の目が1回も出ないのは2回とも1か5のときなので、分子の確率は
$$\left(\dfrac{3}{7}\right)^2-\left(\dfrac{2}{7}\right)^2=\dfrac{9-4}{49}=\dfrac{5}{49}$$
よって求める条件付き確率は
$$\dfrac{\ \dfrac{5}{49}\ }{\dfrac{25}{49}}=\dfrac{5}{25}$$
答 $\dfrac{1}{5}$
条件付き確率で大事なのは言語化です。言語化さえすれば、求めるものが明確になるので確率の問題に落とせます。ただ、言語化の時点で間違えていれば絶対に正しい答えは出てこないので、まずはこれを徹底してください。
別解((3):21面の多面体として数える)
(1) のように、1の目が1面、2の目が2面、…、6の目が6面ある21面の多面体と考え、面をすべて区別する。どの面も同じ確率で出る。確率は分母と分子の数え方がそろっていればよいので、2回の出方は $21^2$ 通りで、どれも同様に確からしい。奇数の面は $1+3+5=9$ 個、偶数の面は $2+4+6=12$ 個、1か5の面は6個なので
・分母(和が偶数) $9^2+12^2=81+144=225$ 通り
・分子(2回とも奇数で、3の目が1回以上) $9^2-6^2=81-36=45$ 通り
よって $\dfrac{45}{225}=\dfrac{1}{5}$。
出題意図
(1) すべての目の確率を足すと1になることから、目の出方が偏ったさいころでも1回あたりの確率を求められるか
(2) 毎回の確率が一定なら反復試行が使えることを理解したうえで、直接求めるのと余事象を求めるのとどちらが早いかを比べて、「2回以上」を「0回または1回」の余事象に直せるか
(3) 条件付き確率の分母(条件)と分子(条件かつ求めるもの)を正しく言葉にでき、「和が偶数」を「2回とも奇数か2回とも偶数」に言いかえられるか
講評
| 難易度 | 標準 |
| 目標得点 | 12点 |
| 目標時間 | 15分 |
条件付き確率の標準的な問題。
条件付き確率を求めるときに、がむしゃらに解くのではなく、分母と分子に何が来るのかを常に言語化できているかが問われた。
それぞれの目の出る確率さえ求めれば、あとは余事象と言語化の基本の組み合わせで解ける。
差がつく所・失点しやすい所
- (3) で分母と分子に何が来るかを言語化したうえで、一つ一つ丁寧に余事象で求められるか:がむしゃらに計算を始めず、まず分母と分子を言葉にする。
- (3) で「和が偶数」を「2回とも奇数か2回とも偶数」に言いかえ、分子は奇数どうしだけでよいという発想に行き着けるか:ここが決め手。和の組を1つずつ書き並べると、偏った確率の計算が増えてミスしやすい。
- (2) のちょうど1回で $n$ をかけ忘れる:3の目が何回目に出るかの $n$ 通りを最後に決めることを忘れない。
- (3) で条件付き確率の分母を1のままにする:分子の $\dfrac{5}{49}$ で答えてしまう誤り。
2025年佐賀大学医学部数学
第2問 解答・解説
第2問は空間ベクトル・恒等式の問題です。
テーマは「球面上を動く点についての内積の恒等式と、内積・距離の2乗の和の最大値」。
問題


問題文をテキストで読む
$\mathrm{O}$ を原点とする座標空間上に3点 $\mathrm{A}(1,\,0,\,0)$、 $\mathrm{B}(0,\,2,\,0)$、 $\mathrm{C}(0,\,0,\,1)$ をとり、点 $\mathrm{C}$ を中心とする半径1の球面を $S$ とする。点 $\mathrm{P}$ が $S$ 上を動くとき、次の問に答えよ。
(1) 球面 $S$ の方程式を求めよ。
(2) 点 $\mathrm{Q}(a,\,b,\,c)$ は、点 $\mathrm{P}$ のとり方によらず、 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}-\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=2$ を満たすとする。定数 $a$、 $b$、 $c$ の値を求めよ。
(3) 点 $\mathrm{P}$ が $S$ 上を動くときの、 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ と $\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2$ の最大値をそれぞれ求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
中心 $(0,\,0,\,1)$、半径1の球面。展開すると $x^2+y^2+z^2=2z$ となり、この形が (2) で2次の項を消すのに使われる。
- 中心 $\mathrm{C}(0,\,0,\,1)$、半径1から $x^2+y^2+(z-1)^2=1$ と書く。
【(2)の方針】
「 $\mathrm{P}$ のとり方によらず」は「 $S$ 上のどんな点 $\mathrm{P}$ でも成り立つ」、つまり恒等式。座標が与えられているので $\mathrm{P}(x,\,y,\,z)$ とおいて成分で計算すると、 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ には $x^2+y^2+z^2$ が出てくるが、(1) の $x^2+y^2+z^2=2z$ で消せるので、条件は $x$、 $y$、 $z$ の1次式になる。恒等式は中原先生の言う「都合のいい値を代入する」で処理する。各項が消える点( $\mathrm{O}$ など)を選んで代入して $a$、 $b$、 $c$ を決め、最後に逆に成り立つことを確かめる。
- $\mathrm{P}(x,\,y,\,z)$ とおき、(1) から $x^2+y^2+z^2=2z$。
- $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ を成分で計算し、 $x^2+y^2+z^2=2z$ で2次の項を消して $-x-2y+2z$ にする。
- $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=ax+by+c(z-1)$ と合わせて、条件を $(-1-a)x+(-2-b)y+(2-c)z+c-2=0$ と表す。
- $S$ 上の点 $\mathrm{O}(0,\,0,\,0)$、 $(1,\,0,\,1)$、 $(0,\,1,\,1)$ を代入して $c$、 $a$、 $b$ の順に求める。
- 逆に、求めた値のとき左辺が常に0になり、どの $\mathrm{P}$ でも成り立つことを確かめる。
【(3)の方針】
(2) は「 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}=\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}+2$ 」と読める。 $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ は球の中心から $\mathrm{P}$ へのベクトルで、大きさはいつも半径1(「球は中心と半径に注目」)。 $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ は定ベクトルなので、変わるのは2つのベクトルのなす角だけ。「内積には角度っていうですね、要素を含んでますよ」という中原先生の見方どおり、内積は $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ が $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ と同じ向きのとき最大になる。
$\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2$ は、点と点をつないで $\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\overrightarrow{\mathrm{AP}}-\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ とし、長さ $\mathrm{AB}$ を2乗すると $\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2=\mathrm{AB}^2+2\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ となって、前半の最大値がそのまま使える。


- (2) から $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}=\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}+2$、 $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}=(-1,\,-2,\,2)$、 $|\overrightarrow{\mathrm{OQ}}|=3$、 $|\overrightarrow{\mathrm{CP}}|=1$。
- $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ と $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ のなす角を $\theta$ として $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=3\cos\theta\leqq3$。等号は $\overrightarrow{\mathrm{CP}}=\dfrac13\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ のときで、このような $\mathrm{P}$ が $S$ 上にあることを確かめる。
- $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ の最大値5を求める。
- $|\overrightarrow{\mathrm{AB}}|^2=|\overrightarrow{\mathrm{AP}}-\overrightarrow{\mathrm{BP}}|^2$ を展開して $\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2=5+2\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ とし、同じ $\mathrm{P}$ で最大値15をとることを示す。
解答




解答をテキストで読む
(1) 配点 4点
中心 $\mathrm{C}(0,\,0,\,1)$、半径1なので
答 $x^2+y^2+(z-1)^2=1$
(展開すると $x^2+y^2+z^2=2z$。 $S$ は $xy$ 平面に原点 $\mathrm{O}$ で接している)
(2) 配点 8点
$\mathrm{P}(x,\,y,\,z)$ とおく。 $\mathrm{P}$ は $S$ 上にあるので、(1) より
$$x^2+y^2+z^2=2z\quad\cdots\text{①}$$
$\overrightarrow{\mathrm{AP}}=(x-1,\,y,\,z)$、 $\overrightarrow{\mathrm{BP}}=(x,\,y-2,\,z)$ なので、①を使うと
$$\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}=(x-1)x+y(y-2)+z^2=(x^2+y^2+z^2)-x-2y=-x-2y+2z$$
また $\overrightarrow{\mathrm{CP}}=(x,\,y,\,z-1)$ より $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=ax+by+c(z-1)$。よって与えられた条件は
$$(-1-a)x+(-2-b)y+(2-c)z+c-2=0\quad\cdots\text{②}$$
が $S$ 上のすべての点 $(x,\,y,\,z)$ で成り立つこと。
②が成り立つためには、 $S$ 上の点で成り立つことが必要である。
・$\mathrm{O}(0,\,0,\,0)$ は $S$ 上の点。代入すると $c-2=0$ より $c=2$
・$(1,\,0,\,1)$ は $S$ 上の点。 $c=2$ とあわせて代入すると $-1-a=0$ より $a=-1$
・$(0,\,1,\,1)$ は $S$ 上の点。 $c=2$ とあわせて代入すると $-2-b=0$ より $b=-2$
逆に $a=-1$、 $b=-2$、 $c=2$ のとき、②の左辺は $x$、 $y$、 $z$ によらず0になるので、どの $\mathrm{P}$ でも条件は成り立つ。
答 $a=-1$、 $b=-2$、 $c=2$
恒等式で代入する値は、「一番いいのは、消せる値なんですね、各項を。で、それがもしなければ、できる限りちっちゃい値を代入してあげましょう」。この問題なら、すべての項が消える原点 $\mathrm{O}$ から代入する。
(2) の別解(ベクトルのまま計算する)
$\vec{p}=\overrightarrow{\mathrm{OP}}$、 $\vec{a}=\overrightarrow{\mathrm{OA}}$、 $\vec{b}=\overrightarrow{\mathrm{OB}}$、 $\vec{c}=\overrightarrow{\mathrm{OC}}$、 $\vec{q}=\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ とおく。 $|\vec{p}-\vec{c}|=1$、 $|\vec{c}|=1$ より $|\vec{p}|^2=2\vec{c}\cdot\vec{p}$。また $\vec{a}\cdot\vec{b}=0$ なので
$$\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}-\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=|\vec{p}|^2-(\vec{a}+\vec{b})\cdot\vec{p}-\vec{q}\cdot\vec{p}+\vec{q}\cdot\vec{c}=(2\vec{c}-\vec{a}-\vec{b}-\vec{q})\cdot\vec{p}+\vec{q}\cdot\vec{c}$$
$\vec{u}=2\vec{c}-\vec{a}-\vec{b}-\vec{q}$ とおく。 $\mathrm{P}=\mathrm{O}$( $\vec{p}=\vec{0}$)とすると $\vec{q}\cdot\vec{c}=2$ なので、条件は「 $\vec{u}\cdot\vec{p}=0$ がすべての $\mathrm{P}$ で成り立つ」こと。 $\vec{u}\neq\vec{0}$ と仮定し、 $\vec{p}=\vec{c}+\dfrac{\vec{u}}{|\vec{u}|}$、 $\vec{p}=\vec{c}-\dfrac{\vec{u}}{|\vec{u}|}$ の2点(どちらも $S$ 上)をとると、 $\vec{u}\cdot\vec{c}+|\vec{u}|=0$、 $\vec{u}\cdot\vec{c}-|\vec{u}|=0$。辺々引くと $|\vec{u}|=0$ となり矛盾。よって $\vec{u}=\vec{0}$、すなわち
$$\vec{q}=2\vec{c}-\vec{a}-\vec{b}=(-1,\,-2,\,2)$$
このとき $\vec{q}\cdot\vec{c}=2$ も成り立つ。( $\vec{q}=2\left(\vec{c}-\dfrac{\vec{a}+\vec{b}}{2}\right)$ なので、辺 $\mathrm{AB}$ の中点を $\mathrm{M}$ とすると $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}=2\overrightarrow{\mathrm{MC}}$ になっている)
(3) 配点 8点
(2) より、すべての $\mathrm{P}$ について
$$\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}=\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}+2,\qquad\overrightarrow{\mathrm{OQ}}=(-1,\,-2,\,2)$$
$|\overrightarrow{\mathrm{OQ}}|=\sqrt{1+4+4}=3$、また $\mathrm{P}$ は $S$ 上にあるので $|\overrightarrow{\mathrm{CP}}|=1$。
$\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ と $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ のなす角を $\theta$( $0\leqq\theta\leqq\pi$)とすると
$$\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}=|\overrightarrow{\mathrm{OQ}}||\overrightarrow{\mathrm{CP}}|\cos\theta=3\cos\theta\leqq3$$
等号は $\theta=0$、すなわち $\overrightarrow{\mathrm{CP}}=\dfrac13\overrightarrow{\mathrm{OQ}}=\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac23\right)$ のときで、このとき $\mathrm{P}\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac53\right)$ は $\mathrm{CP}=1$ なので確かに $S$ 上の点である。
よって $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}\leqq3+2=5$ で、等号は $\mathrm{P}\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac53\right)$ のときに成り立つ。
答 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ の最大値 5
次に、点と点をつなぐと $\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\overrightarrow{\mathrm{AP}}+\overrightarrow{\mathrm{PB}}=\overrightarrow{\mathrm{AP}}-\overrightarrow{\mathrm{BP}}$。両辺の大きさを2乗すると
$$|\overrightarrow{\mathrm{AB}}|^2=\mathrm{AP}^2-2\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}+\mathrm{BP}^2$$
$|\overrightarrow{\mathrm{AB}}|^2=1+4=5$ なので
$$\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2=5+2\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}\leqq5+2\cdot5=15$$
等号は同じく $\mathrm{P}\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac53\right)$ のときに成り立つ。
答 $\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2$ の最大値 15
(どちらも $\mathrm{P}\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac53\right)$ のとき)
(3) の別解(中点を使って平方完成し、球の中心と半径に注目する)
辺 $\mathrm{AB}$ の中点を $\mathrm{M}\left(\dfrac12,\,1,\,0\right)$ とする。 $\overrightarrow{\mathrm{OP}}$ を変数と見て平方完成すると(始点を $\mathrm{O}$ にそろえて $\vec{p}$、 $\vec{a}$、 $\vec{b}$ で書く)
$$\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}=(\vec{p}-\vec{a})\cdot(\vec{p}-\vec{b})=\left|\vec{p}-\dfrac{\vec{a}+\vec{b}}{2}\right|^2-\dfrac{|\vec{a}-\vec{b}|^2}{4}=\mathrm{MP}^2-\dfrac54$$
よって $\mathrm{MP}$ が最大のとき最大。 $\mathrm{MC}=\sqrt{\dfrac14+1+1}=\dfrac32$、 $\mathrm{CP}=1$ なので
$$\mathrm{MP}\leqq\mathrm{MC}+\mathrm{CP}=\dfrac32+1=\dfrac52$$
等号は $\mathrm{M}$、 $\mathrm{C}$、 $\mathrm{P}$ がこの順に一直線上にあるとき、すなわち $\mathrm{P}$ が直線 $\mathrm{MC}$ と $S$ の交点のうち $\mathrm{M}$ から遠い方のとき( $\overrightarrow{\mathrm{CP}}=\dfrac23\overrightarrow{\mathrm{MC}}$ で、 $\mathrm{P}\left(-\dfrac13,\,-\dfrac23,\,\dfrac53\right)$)。よって最大値は $\left(\dfrac52\right)^2-\dfrac54=5$。
また $\mathrm{AP}^2+\mathrm{BP}^2=|\vec{p}-\vec{a}|^2+|\vec{p}-\vec{b}|^2=2\mathrm{MP}^2+\dfrac{\mathrm{AB}^2}{2}$(中線定理)なので、最大値は $2\cdot\dfrac{25}{4}+\dfrac52=15$。
( $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}=2\overrightarrow{\mathrm{MC}}$ なので、本解の「 $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ が $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}$ と同じ向き」と、別解の「 $\mathrm{M}$、 $\mathrm{C}$、 $\mathrm{P}$ が一直線上」は同じ点を表している)
出題意図
(1) 中心と半径から球面の方程式を書けるか(教科書レベル)
(2) 「 $\mathrm{P}$ のとり方によらず」を恒等式と言いかえ、球面の方程式で $x^2+y^2+z^2$ を消して1次式に直してから、係数を決めることができるか
(3) (2) の等式を使って $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ を長さが一定のベクトル $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ との内積に書きかえ、内積が最大になる向きを捉えることができるか
講評
| 難易度 | 標準 |
| 目標得点 | 20点 |
| 目標時間 | 20分 |
見たことがないような問題で、佐賀大医はやはり数学だけは歯ごたえがある。
ただ、ベクトルは基本的に座標を置いて計算していけば取れるので、満点を狙う。
$\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ を $\overrightarrow{\mathrm{OQ}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ で表せると捉え、(3) で (2) の誘導に乗れるかが問われた問題。
差がつく所・失点しやすい所
- (3) を解くときに、(2) の誘導にしっかり乗れるか:医学部に受かろうと思ったら (3) まで解かないといけない。佐賀大医の (3) は、ぱっと見は初めて見る問題でも、(2) を使えば簡単に解ける問題が多い。
- (3) で (2) の等式を使い、 $\overrightarrow{\mathrm{AP}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BP}}$ を大きさ1の $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ との内積に直すという発想に行き着けるか:ここで大きく差がつく。気づかずに $-x-2y+2z$ の最大を球面上で直接求めようとすると、方針が立たない。
- (2) で代入した点が $S$ 上にあることの確認と、逆に成り立つことの確認を書き落としやすい
- (3) の後半で $\mathrm{AP}^2$、 $\mathrm{BP}^2$ を成分で計算し直すと時間がかかる。 $\mathrm{AB}^2=|\overrightarrow{\mathrm{AP}}-\overrightarrow{\mathrm{BP}}|^2$ を展開すれば前半の結果がそのまま使える。
2025年佐賀大学医学部数学
第3問 解答・解説
第3問は微分法・極限・積分法(数学Ⅲ)・数列の問題です。
テーマは「$\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}$ の極値と、それを使った $\dfrac{(\log x)^n}{x}\to0$ の証明、広義積分 $I_n$ の積分漸化式」。
問題


問題文をテキストで読む
$n$ を0以上の整数とする。次の問に答えよ。
(1) 関数 $y=\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}\ (x>1)$ の極値を $n$ を用いて表せ。
(2) (1)の結果を用いて、 $\displaystyle\lim_{x\to\infty}\dfrac{(\log x)^n}{x}=0$ を示せ。
(3) 極限
$$I_n=\lim_{x\to\infty}\int_1^x\dfrac{(\log t)^n}{t^2}\,dt$$
について、 $I_n$ の漸化式を求め、 $I_n$ を $n$ を用いて表せ。
解答の方針
【(1)の方針】
商の微分をすると $y’=\dfrac{(\log x)^n(n+1-\log x)}{x^2}$。 $x>1$ では $\log x>0$ なので、 $\dfrac{(\log x)^n}{x^2}$ は正の因子。極値をもつのは $y’$ の符号が変わる所なので、符号変化が依存する部分 $n+1-\log x$ だけを見ればよい。これは曲線 $y=\log x$ と直線 $y=n+1$ の上下で決まり、 $x=e^{n+1}$ を境に正から負に変わる。


中原のコメント 極値をもつとはどういうことかというと、 $f'(x)$ が符号変化すること。 $=0$ になるだけでは極値にはならない。
- $y’=\dfrac{(\log x)^n(n+1-\log x)}{x^2}$ を求める。
- $x>1$ で $\dfrac{(\log x)^n}{x^2}>0$ なので、 $y’$ の符号は $n+1-\log x$ の符号と一致することを示す。
- $x=e^{n+1}$ の前後で $y’$ が正から負に変わることから増減表を書き、 $x=e^{n+1}$ で極大となることを示す。
- 極大値 $\dfrac{(n+1)^{n+1}}{e^{n+1}}$ を求め、極小値はないと答える。
【(2)の方針】
$x\to\infty$ のとき分子も分母も $\infty$ に発散する、 $\dfrac{\infty}{\infty}$ の不定形。発散の強さは「大きい順に指数、多項式、対数」なので、答えが0になる見当はすぐにつく。ただし見当だけでは証明にならないので、式で上から押さえて、はさみうちの原理で示す。 (1) の増減表から、 $x>1$ で $\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}$ は極大値 $M=\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}$ 以下(グラフは直線 $y=M$ の下にある)。分子の $\log x$ が1つ多いので、両辺を $\log x$ で割れば、示したい $\dfrac{(\log x)^n}{x}$ が $\dfrac{M}{\log x}$ 以下になる。


中原のコメント はさみうちの原理を使わなくても答えは0だと分かる。ただ、それだけでは議論として誤りになるので、はさみうちの原理で示す。
- (1) の増減表から、 $x>1$ で $0<\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}\leqq\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}$ が成り立つことを示す。
- 各辺を $\log x\ (>0)$ で割り、 $0<\dfrac{(\log x)^n}{x}\leqq\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}\cdot\dfrac{1}{\log x}$ とする。
- $x\to\infty$ のとき右辺が0に収束するので、はさみうちの原理から結論する。
【(3)の方針】
$I_n$ のように添字のついた積分は、積分漸化式=部分積分。被積分関数は対数 $(\log t)^n$ と多項式 $t^{-2}$ の積で、授業のルール(左ほど積分、右ほど微分)どおり $\log$ の方を微分し、 $\dfrac{1}{t^2}$ を積分する。 $(\log t)^n$ を微分すると $\log$ の次数が1つ下がり、 $\dfrac{1}{t}$ が出て $\dfrac{1}{t^2}$ の形に戻るので、 $I_{n-1}$ が現れる。部分積分で残る端の項 $-\dfrac{(\log x)^n}{x}$ は (2) により $x\to\infty$ で0になる。漸化式ができたら、繰り返し用いて $I_0$ まで落とす。
- $J_n(x)=\displaystyle\int_1^x\dfrac{(\log t)^n}{t^2}\,dt$ とおく。 $J_0(x)=1-\dfrac1x$ から $I_0=1$ を求める。
- $n\geqq1$ のとき、 $\dfrac{1}{t^2}=\left(-\dfrac1t\right)’$ として部分積分し、 $J_n(x)=-\dfrac{(\log x)^n}{x}+nJ_{n-1}(x)$ を求める( $t=1$ の端の項は $\log1=0$ で消える)。
- $x\to\infty$ とし、(2) の結果と $I_{n-1}$ が存在することから、極限 $I_n$ が存在して漸化式 $I_n=nI_{n-1}$ がなりたつことを示す( $I_0$ が存在するので、順に $I_1,\,I_2,\,\cdots$ も存在する)。
- 漸化式を繰り返し用いて $I_n=n(n-1)\cdots1\cdot I_0=n!$ を求める( $n=0$ も $0!=1$ でなりたつ)。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 6点
$$y’=\dfrac{(n+1)(\log x)^n\cdot\dfrac1x\cdot x-(\log x)^{n+1}}{x^2}=\dfrac{(\log x)^n(n+1-\log x)}{x^2}$$
$x>1$ のとき $\log x>0$ なので $\dfrac{(\log x)^n}{x^2}>0$。よって $y’$ の符号は $n+1-\log x$ の符号と一致し、 $1<x<e^{n+1}$ で正、 $x>e^{n+1}$ で負である(下の図で、直線 $y=n+1$ が曲線 $y=\log x$ より上にあるか下にあるか)。
$x=e^{n+1}$ のとき $y=\dfrac{(n+1)^{n+1}}{e^{n+1}}$ より、増減は次のようになる。
| $x$ | $1$ | $\cdots$ | $e^{n+1}$ | $\cdots$ |
|—|—|—|—|—|
| $y’$ | | $+$ | $0$ | $-$ |
| $y$ | | $\nearrow$ | $\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}$ | $\searrow$ |
(グラフの概形。 $x\to\infty$ で0に近づくことは (2) で示す)
答 $x=e^{n+1}$ で極大値 $\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}$(極小値はない)
(2) 配点 6点
$M=\left(\dfrac{n+1}{e}\right)^{n+1}$ とおく。(1) の増減表より、 $x>1$ で $\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}$ は $x=e^{n+1}$ のとき最大値 $M$ をとる。また $\log x>0$ より正なので
$$0<\dfrac{(\log x)^{n+1}}{x}\leqq M$$
各辺を $\log x\ (>0)$ で割ると
$$0<\dfrac{(\log x)^n}{x}\leqq\dfrac{M}{\log x}$$
$x\to\infty$ のとき $\log x\to\infty$ なので $\dfrac{M}{\log x}\to0$。よって、はさみうちの原理より
$$\lim_{x\to\infty}\dfrac{(\log x)^n}{x}=0$$
(終)
(3) 配点 8点
$J_n(x)=\displaystyle\int_1^x\dfrac{(\log t)^n}{t^2}\,dt\ (x>1)$ とおく。
$n=0$ のとき
$$J_0(x)=\int_1^x\dfrac{dt}{t^2}=\left[-\dfrac1t\right]_1^x=1-\dfrac1x\ \to\ 1\quad(x\to\infty)$$
より $I_0=1$。
$n\geqq1$ のとき、 $\dfrac{1}{t^2}=\left(-\dfrac1t\right)’$ を積分する方向で部分積分すると
$$J_n(x)=\left[-\dfrac{(\log t)^n}{t}\right]_1^x+\int_1^x\dfrac1t\cdot n(\log t)^{n-1}\cdot\dfrac1t\,dt=-\dfrac{(\log x)^n}{x}+nJ_{n-1}(x)$$
( $t=1$ の端の項は $\log1=0$ より0)
$x\to\infty$ とすると、(2) より $\dfrac{(\log x)^n}{x}\to0$ である。よって $I_{n-1}$ が存在すれば $I_n$ も存在し
$$I_n=nI_{n-1}\quad(n\geqq1)$$
$I_0$ は存在するので、順に $I_1,\,I_2,\,\cdots$ も存在して、この漸化式がなりたつ。
答 $I_n=nI_{n-1}\ (n\geqq1)$、 $I_0=1$
漸化式を繰り返し用いると
$$I_n=nI_{n-1}=n(n-1)I_{n-2}=\cdots=n(n-1)\cdots2\cdot1\cdot I_0=n!$$
これは $n=0$ のときも $0!=1=I_0$ でなりたつ。
答 $I_n=n!$
( $I_n$ は下の図の色をつけた部分、曲線 $y=\dfrac{(\log t)^n}{t^2}$ と $t$ 軸の $t\geqq1$ の部分にはさまれた部分の面積。図は $n=1$ の場合で、面積は $1!=1$)
(3) の別解(漸化式を定数数列にする)
$I_n=nI_{n-1}$ の両辺を $n!$ で割ると $\dfrac{I_n}{n!}=\dfrac{I_{n-1}}{(n-1)!}$。よって数列 $\left\{\dfrac{I_n}{n!}\right\}$ は定数数列で、 $\dfrac{I_n}{n!}=\dfrac{I_0}{0!}=1$ より $I_n=n!$。
(係数に $n$ が入る漸化式を、割って隣り合う項の形にそろえる解き方。この問題は繰り返し用いる方が速いので本解にした)
出題意図
(1) 導関数から正の因子を外し、符号変化を調べて極値を求めるという微分の基本ができるか
(2) 極限を直接求めるのではなく、(1) の極大値(最大値)で上から押さえて、はさみうちの原理に持ちこめるか
(3) 積分漸化式は部分積分で作るという基本が理解できているか。部分積分で現れる端の項 $\dfrac{(\log x)^n}{x}$ の極限が (2) で求めてあることに気づけるか。
講評
| 難易度 | 標準 |
| 目標得点 | 20点 |
| 目標時間 | 20分 |
(1)(2) は形は違えども、有名な証明問題( $\dfrac{\log x}{x}$ の極限を示す問題)と同じ。
グラフを書いて最大値で挟む、はさみうちの原理で示す。
(3) は積分漸化式の基本問題で、「積分漸化式=部分積分して漸化式を求める」という王道の処理をするだけ。
誘導が丁寧なので満点を取りたい。
差がつく所・失点しやすい所
- (2) で (1) の極大値を最大値として使い、上から押さえるという発想に行き着けるか:「(1)の結果を用いて」の意味が分からないと、ロピタルの定理を証明なしで使って点が入らない(佐賀大医を受けるレベルでロピタルの定理を使う人はあまりいない)。
- (2) で $x\to\infty$ にするので、 $x>1$ の範囲だけで議論すればよいことを書けるか:減点されやすい所。 $x>1$ で $\log x>0$ であることを使って割る。
- (1) で $y’=0$ を解いただけで極大と決めつける:正の因子を外し、符号が正から負に変わることまで書く。
- (3) で極限をとらずに漸化式を書く:有限の $x$ では端の項 $-\dfrac{(\log x)^n}{x}$ が残る。(2) で0にしてから $I_n=nI_{n-1}$ とする。
2025年佐賀大学医学部数学
第4問 解答・解説
第4問は複素数平面の問題です。
テーマは「共役を含む方程式が表す円と、その円に内接する正方形・鈍角三角形になる条件」。
問題


問題文をテキストで読む
$\alpha=3+4i$ とし、複素数平面上で
$$z\overline{z}-\overline{\alpha}z-\alpha\overline{z}=0$$
を満たす点 $z$ 全体が表す図形を $C$ とする。次の問に答えよ。
(1) $C$ はどのような図形になるか。
(2) 原点と $C$ 上の3点が正方形の4つの頂点をなすとき、この3点を表す複素数をそれぞれ求めよ。
(3) $C$ 上の点 $z$ について、複素数平面上の3点 $0$、 $\alpha$、 $z$ が鈍角三角形の3つの頂点をなすとき、複素数 $z=a+bi$ の実部 $a$ がとる値の範囲を求めよ。
解答の方針
【(1)の方針】
図形を表す複素数の式は、因数分解して $|z-\alpha|=r$ の形を作るのが竜文会の基本の解き方。 $z\overline{z}-\overline{\alpha}z-\alpha\overline{z}$ に $\alpha\overline{\alpha}$ を足すと $(z-\alpha)(\overline{z}-\overline{\alpha})$ に因数分解でき、共役の積は絶対値の2乗になる。 $z=x+yi$ とおく計算は「パラメーター計算っていうのは最終手段」で、ここでは使わない。
中原のコメント 円を表すとか、図形を表すという場合は、基本的に因数分解するという形を作ってください。
- 両辺に $\alpha\overline{\alpha}$ を足し、左辺を $(z-\alpha)(\overline{z}-\overline{\alpha})$ と因数分解する。
- $(z-\alpha)(\overline{z-\alpha})=|z-\alpha|^2$、 $\alpha\overline{\alpha}=|\alpha|^2$ を使って $|z-\alpha|=|\alpha|$ にする。
- $|\alpha|=5$ を求め、中心と半径を答える。
【(2)の方針】
$z=0$ を代入すると $C$ の方程式を満たすので、原点も $C$ 上にある((1) の式でいえば $|0-\alpha|=|\alpha|$)。すると正方形の4つの頂点がすべて $C$ 上にあるので、 $C$ は正方形の外接円で、正方形の中心(対角線の交点)は $C$ の中心 $\mathrm{A}(\alpha)$。残りの3頂点は、 $\mathrm{A}$ から見て原点を $\dfrac{\pi}{2}$ ずつ回した位置にある。
対角線は原点と中心 $\mathrm{A}$ を結んだ直線なので、原点の向かいの頂点は $2\alpha=6+8i$ とすぐに分かる。あとは $\mathrm{A}$ のまわりに $\pm\dfrac{\pi}{2}$ 回せばよい(座標平面で処理してもよい)。数式でゴリゴリやるのではなく、図を書いて考える。
回転は原点のまわりでしか使えないので、 $\mathrm{A}$ を始点とするベクトル $\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ を回して考える。
中原のコメント 複素数平面は、倍率や回転を調整する場合、1点が原点にないとできません。ただ、ベクトルを使うことによって、あたかも1点が原点にあるかのように考えることができます。


- 原点が $C$ 上にあることを確かめ、正方形の中心が $\mathrm{A}(\alpha)$ であることを示す。
- 「 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ を $\dfrac{\pi}{2}$、 $\pi$、 $-\dfrac{\pi}{2}$ 回転すると、残りの3頂点へのベクトルになる」を、求める点を $w$ として $w-\alpha=(0-\alpha)\times(\text{回転の複素数})$ の形で立てる。
- 回転の複素数 $i$、 $-1$、 $-i$ をかけて3点を求める。
【(3)の方針】
$z$ を $a+bi$ と成分で計算する前に、3点が図形として何を表しているかを読む。 $\mathrm{O}(0)$、 $\mathrm{A}(\alpha)$、 $\mathrm{Z}(z)$ とすると、 $\mathrm{OA}=|\alpha|=5$、 $\mathrm{AZ}=|z-\alpha|=5$(どちらも $C$ の半径)なので、 $\triangle\mathrm{OAZ}$ は $\mathrm{OA}=\mathrm{AZ}$ の二等辺三角形。底角は鋭角なので、鈍角になりうるのは $\angle\mathrm{OAZ}$ だけで、3つの角で場合分けしなくてよい。


中原のコメント 複素数平面は、数式でゴリゴリやっていくのではなく、図形的な意味を捉えるのが大事になってきます。
$\angle\mathrm{OAZ}$ は、円 $C$ の中心 $\mathrm{A}$ から見た弦 $\mathrm{OZ}$ の中心角。 $\mathrm{Z}$ を原点の近くから円周上を動かしていくと、 $\angle\mathrm{OAZ}$ はだんだん大きくなり、(2) の正方形の頂点 $7+i$ でちょうど直角になる。さらに動かすと原点の向かいの $6+8i$ で $\pi$ になり、その先は小さくなって $-1+7i$ でまた直角になる。よって鈍角になるのは $7+i$ から $6+8i$ を通って $-1+7i$ までの弧で、あとは図から実部の範囲を読むだけ。$\mathrm{O}$、 $\mathrm{A}$、 $\mathrm{Z}$ が一直線上に並ぶ $6+8i$ は三角形にならないので除く。
- $\triangle\mathrm{OAZ}$ が $\mathrm{OA}=\mathrm{AZ}=5$ の二等辺三角形であることから、鈍角になりうるのは $\angle\mathrm{OAZ}$ だけと示す。
- $\angle\mathrm{OAZ}$ を弦 $\mathrm{OZ}$ に対する中心角と見て、(2) の $7+i$、 $-1+7i$ で直角、 $6+8i$ で $\pi$ になることを確かめる。
- $\mathrm{Z}$ が円周上を動くときの角の増え方から、鈍角になるのは $7+i$ から $6+8i$ を通って $-1+7i$ までの弧(両端を除く)と読む。
- 一直線上に並ぶ点 $6+8i$( $=2\alpha$)を除く。
- 弧の上で実部が動く範囲を図で読み、 $a=6$ をとるかどうかを確かめて答える。
解答


解答をテキストで読む
(1) 配点 5点
与えられた方程式の両辺に $\alpha\overline{\alpha}$ を足すと
$$z\overline{z}-\overline{\alpha}z-\alpha\overline{z}+\alpha\overline{\alpha}=\alpha\overline{\alpha}$$
$$(z-\alpha)(\overline{z}-\overline{\alpha})=\alpha\overline{\alpha}$$
$(z-\alpha)(\overline{z}-\overline{\alpha})=(z-\alpha)\overline{(z-\alpha)}=|z-\alpha|^2$、 $\alpha\overline{\alpha}=|\alpha|^2=3^2+4^2=25$ なので
$$|z-\alpha|^2=25\qquad\text{すなわち}\qquad|z-(3+4i)|=5$$
答 点 $3+4i$ を中心とする半径 $5$ の円(原点を通る)
(2) 配点 7点
$z=0$ は与えられた方程式を満たすので、原点 $\mathrm{O}$ は $C$ 上にある。 $\mathrm{A}(\alpha)$ とする。
正方形の4つの頂点( $\mathrm{O}$ と $C$ 上の3点)はすべて $C$ 上にあるので、 $C$ は正方形の外接円であり、正方形の中心(対角線の交点)は $C$ の中心 $\mathrm{A}$ である。
よって残りの3頂点は、 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ を $\mathrm{A}$ のまわりに $\dfrac{\pi}{2}$、 $\pi$、 $-\dfrac{\pi}{2}$ 回転した点である。 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ を表す複素数は $0-\alpha=-\alpha$ で、 $\dfrac{\pi}{2}$、 $\pi$、 $-\dfrac{\pi}{2}$ 回転を表す複素数はそれぞれ $i$、 $-1$、 $-i$ なので、求める点を $w$ とすると
$$w-\alpha=-\alpha\cdot i,\qquad w-\alpha=-\alpha\cdot(-1),\qquad w-\alpha=-\alpha\cdot(-i)$$
よって
$$w=\alpha(1-i)=(3+4i)(1-i)=7+i$$
$$w=2\alpha=6+8i$$
$$w=\alpha(1+i)=(3+4i)(1+i)=-1+7i$$
答 $7+i$、 $6+8i$、 $-1+7i$
(3) 配点 8点
$\mathrm{O}(0)$、 $\mathrm{A}(\alpha)$、 $\mathrm{Z}(z)$ とする。3点が三角形の頂点をなすので、 $z\neq0$ で、 $\mathrm{O}$、 $\mathrm{A}$、 $\mathrm{Z}$ は一直線上にない。
(1) より $\mathrm{OA}=|\alpha|=5$、 $\mathrm{AZ}=|z-\alpha|=5$ なので、 $\triangle\mathrm{OAZ}$ は $\mathrm{OA}=\mathrm{AZ}$ の二等辺三角形である。底角 $\angle\mathrm{AOZ}=\angle\mathrm{AZO}$ は鋭角なので、鈍角になりうるのは $\angle\mathrm{OAZ}$ だけである。
$\angle\mathrm{OAZ}$ は、円 $C$ の中心 $\mathrm{A}$ から見た弦 $\mathrm{OZ}$ の中心角である。(2) の正方形の頂点のうち、 $7+i$、 $-1+7i$ は $\mathrm{A}$ から見て $\mathrm{O}$ と隣り合う頂点なので $\angle\mathrm{OAZ}=\dfrac{\pi}{2}$、向かいの頂点 $6+8i$( $=2\alpha$)では $\angle\mathrm{OAZ}=\pi$ である。
$\mathrm{Z}$ が $\mathrm{O}$ から $C$ 上を反時計回りに動くと、 $\angle\mathrm{OAZ}$ は $0$ から大きくなり、 $7+i$ で $\dfrac{\pi}{2}$、 $6+8i$ で $\pi$ になる。その先は小さくなり、 $-1+7i$ で $\dfrac{\pi}{2}$ になって $\mathrm{O}$ に戻る。
よって $\angle\mathrm{OAZ}$ が鈍角になるのは、 $\mathrm{Z}$ が $7+i$ から $6+8i$ を通って $-1+7i$ に至る弧(両端を除く)の上にあるときである。
ただし、この弧の上の $6+8i$ は $\mathrm{O}$、 $\mathrm{A}$ と一直線上にあり、三角形にならないので除く。
弧の上で実部 $a$ は、 $7+i$ から $8+4i$( $C$ 上で実部が最大の点)までは $7$ から $8$ まで増え、 $8+4i$ から $-1+7i$ までは $8$ から $-1$ まで減る。また、 $C$ 上で $a=6$ となる点は、 $(6-3)^2+(b-4)^2=25$ より $b=0,\ 8$ の $6$ と $6+8i$ で、 $6$ は $\mathrm{O}$ と $7+i$ の間にあって弧の上にない。よって $a=6$ となる点は除いた $6+8i$ だけで、 $a=6$ はとらない。
答 $-1<a<6,\ 6<a\leqq8$
別解((3):余弦定理で式にする)
余弦定理より $\angle\mathrm{OAZ}$ が鈍角 $\iff\mathrm{OZ}^2>\mathrm{OA}^2+\mathrm{AZ}^2\iff|z|^2>50$。 $z$ は $C$ 上にあるので $|z|^2=z\overline{z}=\overline{\alpha}z+\alpha\overline{z}$ で、右辺は $\overline{\alpha}z=(3a+4b)+(3b-4a)i$ の実部の2倍。よって $|z|^2=2(3a+4b)$ で、条件は $3a+4b>25$。直線 $3a+4b=25$ は $\mathrm{A}$ を通り、 $C$ と $7+i$、 $-1+7i$ で交わるので、条件を満たすのは原点と反対側の半円(両端を除く)で、本解と同じ弧になる。あとは $6+8i$ を除いて実部の範囲を読む。
出題意図
(1) 共役を含む方程式を因数分解して $|z-\alpha|=r$ の形にし、円の中心と半径を読み取れるか
(2) 原点も $C$ 上にあることに気づき、正方形が $C$ に内接し、その中心が $C$ の中心になると捉えることができるか
(3) 3点のうち2本の辺が $C$ の半径になることから、二等辺三角形なので鈍角になりうるのは1つの角だけと図形の意味から条件をしぼれるか。さらに、三角形にならない点を除いて実部の範囲を求められるか。
講評
| 難易度 | 標準((3) だけはやや難) |
| 目標得点 | 18点 |
| 目標時間 | 20分 |
(1) は $z\overline{z}-\overline{\alpha}z-\alpha\overline{z}=0$ を見た瞬間に、因数分解すれば円になると反射的に分かるレベルにしておく。
(2)(3) も数式でゴリゴリやるのではなく、図を書いて考える。
とくに (3) は、除外する点を除けるかよりも、(3) が何を意味しているのかを図形から考察できるかが勝負。
複素数平面は基本的に図形から考察するのがすべてで、そこに持っていけるかで差がつく。
差がつく所・失点しやすい所
- (3) が何を意味しているかを図形から考察できるか:複素数平面は基本的に図形から考察するのがすべて。 $\mathrm{A}$ が円の中心なので鈍角になりうるのは $\angle\mathrm{OAZ}$ だけで、これを中心角と見れば (2) の点がそのまま境目になる。3つの角それぞれで場合分けを始めたり、 $z=a+bi$ とおいて式で押し切ろうとすると、計算が重くなり時間を失う。
- $6+8i$ の除外: $\mathrm{O}$、 $\mathrm{A}$、 $6+8i$ は一直線上で三角形にならない。弧の上の点をすべて答えると $a=6$ が残る。
- 端点の等号: $a=8$( $8+4i$)は含み、 $a=-1$( $-1+7i$ で直角)は含まない。
2025年佐賀大学医学部・数学の
講評とまとめ
4問の難易度と目標得点をまとめると、次のとおりです。
| 大問 | 難易度 | 目標点 |
|---|---|---|
| 第1問 | 標準 | 12点 |
| 第2問 | 標準 | 20点 |
| 第3問 | 標準 | 20点 |
| 第4問 | 標準((3) だけはやや難) | 18点 |
大問ごとの目標得点を全部足すと70点ですが、本番では現実的にちょこちょこ落とすので、総合の目標点は65点ぐらいになります。
全体的に標準問題が多く、佐賀大学医学部の数学としてはオーソドックスな出題なので、この年で合格点が取れるように演習を積んでいきたい。
解く流れ
- 第1問 → 第3問 → 第2問 → 第4問
- 目標時間:第1問 15分・第3問 20分・第2問 20分・第4問 20分。合計75分で、残りを見直しと検算に使える。
- 確率と数学Ⅲの微積分は手が動く問題なので先に仕上げる。第2問・第4問は (3) の発想が要るので、時間を残して取り組む。
- 見直しでは、第1問(2) に $n=2$ を代入する、第1問(3) を21面の多面体で数え直す、第3問(3) の $I_0=1$、 $I_1=1$ を確かめる、などの具体的な値で検算する。
2025年佐賀大学医学部・数学に
関するよくある質問
2025年の佐賀大学医学部・数学について、よく聞かれる質問にお答えします。
- 2025年の佐賀大学医学部・数学は難しかった?
-
2025年の佐賀大学医学部・数学は、全体として「標準」の年でした。
標準問題が多く、佐賀大学医学部の数学としてはオーソドックスな出題です。 - 2025年の佐賀大学医学部・数学は何点取れば合格できる?
-
目標点は65点です(80点満点)。
- 2025年の佐賀大学医学部・数学はどこで差がつく?
-
特に差がついたのは、次の3つです。
- 第2問(3):(2) の等式から、内積を大きさ1の $\overrightarrow{\mathrm{CP}}$ との内積に直せるか。
- 第4問(3):二等辺三角形に気づき、 $6+8i$ を除けるか。
- 第1問(3):「和が偶数」を「2回とも奇数か2回とも偶数」に言いかえられるか。
- 2025年の佐賀大学医学部・数学は何が出題された?
-
大問ごとの単元は、次のとおりです。
- 第1問:確率
- 第2問:空間ベクトル・恒等式
- 第3問:微分法・極限・積分法(数学Ⅲ)・数列
- 第4問:複素数平面
