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【解説・採点基準付き】2026年鹿児島大医学部・数学の解答・解説

2026年の鹿児島大学医学部・数学の、
解答・解説【完全版】です。

方針の立て方・考え方はもちろん
オリジナルの採点基準付き。

このページで過去問演習が完結するので
赤本などは一切不要です。

目次

2026年鹿児島大学医学部数学
第1問 解答・解説

この記事の配点・採点基準は鹿児島大学が公表しているものではなく、竜文会が独自に作成したものです。

第1問は平面ベクトル・2次関数・数列・場合の数の問題です。
テーマは「小問集合(円の弦と内積/絶対値を含む関数のグラフ/ $|x|+|y|\leqq n$ の格子点の個数/同じものを含む順列で隣り合わない並べ方)」。

問題

2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 問題
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 問題
問題文をテキストで読む

次の各問いに答えよ。

(1) 点 $\mathrm{O}$ を中心とする円の円周上に異なる2点 $\mathrm{A}$、 $\mathrm{B}$ がある。線分 $\mathrm{AB}$ の長さが8であるとき、内積 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ を求めよ。

(2) 関数 $y=x|x-1|$ のグラフをかけ。

(3) 自然数 $n$ に対し、

$$|x|+|y|\leqq n$$

を満たす整数 $x$ と $y$ の組 $(x,\,y)$ の個数を、 $n$ を用いて表せ。ただし、例えば $(0,\,1)$ と $(1,\,0)$ は異なる組として数えるとする。

(4) 文字 $\mathrm{A}$ が2個、文字 $\mathrm{B}$ が2個、文字 $\mathrm{C}$ が1個ある。この5文字を一列に並べるとき、2つの $\mathrm{A}$ が隣り合わず、かつ2つの $\mathrm{B}$ も隣り合わないような並べ方は何通りあるか。

解答の方針

【(1)の方針】

着眼点

$\mathrm{OA}=\mathrm{OB}$(どちらも半径)なので $\triangle\mathrm{OAB}$ は二等辺三角形で、 $\mathrm{O}$ から $\mathrm{AB}$ に下ろした垂線の足 $\mathrm{M}$ は $\mathrm{AB}$ の中点になる。 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ を $\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ と同じ向きの $\overrightarrow{\mathrm{AM}}$ と、それに垂直な $\overrightarrow{\mathrm{MO}}$ に分ければ、内積は $\overrightarrow{\mathrm{AM}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ だけが残る。半径が分からなくても、 $\mathrm{AM}=4$ だけで内積が決まる。

2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答の方針の図
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答の方針の図
  1. $\mathrm{AB}$ の中点を $\mathrm{M}$ とし、 $\mathrm{OA}=\mathrm{OB}$ から $\mathrm{OM}\perp\mathrm{AB}$( $\mathrm{O}=\mathrm{M}$ のときも含めて $\overrightarrow{\mathrm{MO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=0$)を確かめる。
  2. $\overrightarrow{\mathrm{AO}}=\overrightarrow{\mathrm{AM}}+\overrightarrow{\mathrm{MO}}$ と分けて、 $\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\overrightarrow{\mathrm{AM}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ にする。
  3. $\overrightarrow{\mathrm{AM}}$ と $\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ は同じ向きなので、 $\overrightarrow{\mathrm{AM}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\mathrm{AM}\cdot\mathrm{AB}=4\cdot8$ を求める。

【(2)の方針】

着眼点

$|x-1|$ は $x-1$ の符号で外し方が変わるので、 $x\geqq1$ と $x<1$ で場合分けする。どちらも2次関数になるので、それぞれ平方完成して頂点と $x$ 軸との交点を調べ、2つの放物線を $x=1$ でつなぐ。

  1. $x\geqq1$ のとき $y=x(x-1)=x^2-x$、 $x<1$ のとき $y=-x(x-1)=-x^2+x$ と表す。
  2. $x<1$ の部分は $y=-\left(x-\dfrac12\right)^2+\dfrac14$ で、頂点 $\left(\dfrac12,\,\dfrac14\right)$、上に凸。原点と $(1,\,0)$ を通る。
  3. $x\geqq1$ の部分は $y=\left(x-\dfrac12\right)^2-\dfrac14$ の $x\geqq1$ の部分で、下に凸。 $(1,\,0)$ から右上に増加する。
  4. 2つをつないでグラフを書く( $x=1$ でとがる)。

【(3)の方針】

着眼点

格子点の個数は、 直線 $x=k$( $k$ は整数)の上にある個数を $k$ の式で表して、足し合わせるのが基本。 $x=k$ のとき条件は $|y|\leqq n-|k|$ となり、 $y$ は $-(n-|k|)$ から $n-|k|$ までの $2(n-|k|)+1$ 個。たとえば $n=2$ のとき、列ごとの個数は $1,\,3,\,5,\,3,\,1$ で合計13個になる。領域は $y$ 軸について対称なので、 $k=0$ の列と $k=1,\,2,\,\cdots,\,n$ の列の2倍を足せばよい。

2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答の方針の図
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答の方針の図
  1. $|x|\leqq n$ なので $x=k$( $k=-n,\,\cdots,\,n$)とおき、直線 $x=k$ 上の個数 $2(n-|k|)+1$ を求める。
  2. $k=0$ の列の $2n+1$ 個と、 $k=1,\,\cdots,\,n$ の列の個数の和の2倍を足す。
  3. $\displaystyle\sum_{k=1}^{n}\{2(n-k)+1\}=n^2$ を計算して、答えを $n$ の式で表す。

【(4)の方針】

着眼点

「Aが隣り合わない、かつBが隣り合わない」を直接数えるより、 余事象「Aが隣り合う、またはBが隣り合う」を数えて全体から引くほうが簡単。隣り合うほうは、2つのAを1つのかたまり(AA)とみれば同じものを含む順列の計算で求められる。「または」は和集合なので、両方隣り合うものを引く。

  1. 全体の並べ方 $\dfrac{5!}{2!\,2!}$ を求める。
  2. Aが隣り合う並べ方(AA、B、B、Cの並べ方)を求める。Bが隣り合う並べ方も同じ数になる。
  3. AもBも隣り合う並べ方(AA、BB、Cの並べ方)を求める。
  4. 和集合の個数=(Aが隣り合う)+(Bが隣り合う)-(両方)を求め、全体から引く。

解答

2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答・解説
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答・解説
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答・解説(続き)
2026年鹿児島大学医学部数学 第1問 解答・解説(続き)
解答をテキストで読む

(1) 配点 10点

円の半径を $r$ とすると $\mathrm{OA}=\mathrm{OB}=r$。線分 $\mathrm{AB}$ の中点を $\mathrm{M}$ とする。 $\mathrm{O}\neq\mathrm{M}$ のとき、 $\triangle\mathrm{OAB}$ は $\mathrm{OA}=\mathrm{OB}$ の二等辺三角形なので $\mathrm{OM}\perp\mathrm{AB}$。 $\mathrm{O}=\mathrm{M}$( $\mathrm{AB}$ が直径)のときは $\overrightarrow{\mathrm{MO}}=\vec{0}$。いずれの場合も

$$\overrightarrow{\mathrm{MO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=0$$

$\overrightarrow{\mathrm{AO}}=\overrightarrow{\mathrm{AM}}+\overrightarrow{\mathrm{MO}}$ なので

$$\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\overrightarrow{\mathrm{AM}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}+\overrightarrow{\mathrm{MO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\overrightarrow{\mathrm{AM}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}$$

$\overrightarrow{\mathrm{AM}}=\dfrac12\overrightarrow{\mathrm{AB}}$ なので

$$\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\dfrac12\left|\overrightarrow{\mathrm{AB}}\right|^2=\dfrac12\cdot8^2=32$$

答 $32$

別解(ベクトルの大きさの条件だけで計算する)

$\left|\overrightarrow{\mathrm{OB}}\right|=\left|\overrightarrow{\mathrm{OA}}\right|$ で、 $\overrightarrow{\mathrm{OB}}=\overrightarrow{\mathrm{AB}}-\overrightarrow{\mathrm{AO}}$ なので

$$\left|\overrightarrow{\mathrm{AB}}-\overrightarrow{\mathrm{AO}}\right|^2=\left|\overrightarrow{\mathrm{AO}}\right|^2\iff\left|\overrightarrow{\mathrm{AB}}\right|^2-2\,\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=0$$

よって $\overrightarrow{\mathrm{AO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{AB}}=\dfrac12\cdot8^2=32$。図を使わずに済み、中点の場合分けも要らない。

(2) 配点 12点

$x\geqq1$ のとき $|x-1|=x-1$ なので

$$y=x(x-1)=x^2-x=\left(x-\dfrac12\right)^2-\dfrac14$$

$x<1$ のとき $|x-1|=-(x-1)$ なので

$$y=-x(x-1)=-x^2+x=-\left(x-\dfrac12\right)^2+\dfrac14$$

$x<1$ の部分は、頂点 $\left(\dfrac12,\,\dfrac14\right)$ の上に凸の放物線で、原点 $\mathrm{O}$ と点 $(1,\,0)$ を通る。

$x\geqq1$ の部分は、軸が $x=\dfrac12$ の下に凸の放物線のうち $x\geqq1$ の部分なので、点 $(1,\,0)$ から右へ増加する。

よって、グラフは下の図の太線の部分。

答 下の図( $x=1$ でとがる)

(3) 配点 16点

$|x|\leqq|x|+|y|\leqq n$ なので、 $x$ は $-n\leqq x\leqq n$ の整数。 $x=k$( $k$ は $-n\leqq k\leqq n$ の整数)のとき、条件は

$$|y|\leqq n-|k|\iff-(n-|k|)\leqq y\leqq n-|k|$$

となり、これを満たす整数 $y$ は $2(n-|k|)+1$ 個。

$k$ と $-k$ で個数は同じなので、求める個数は

$$(2n+1)+2\sum_{k=1}^{n}\{2(n-k)+1\}$$

ここで

$$\sum_{k=1}^{n}\{2(n-k)+1\}=(2n+1)n-2\cdot\dfrac{n(n+1)}{2}=n^2$$

( $k=1,\,2,\,\cdots,\,n$ のとき $2(n-k)+1$ は $2n-1,\,2n-3,\,\cdots,\,1$ で、1から $2n-1$ までの奇数の和とみてもよい)。よって

$$(2n+1)+2n^2=2n^2+2n+1$$

答 $2n^2+2n+1$ 個

別解(2つの正方形に分ける)

$x+y$ が $n$ と同じ偶奇の格子点と、違う偶奇の格子点に分ける。前者は $45^\circ$ 回転した1辺に $n+1$ 個ずつ並ぶ正方形の形に並ぶので $(n+1)^2$ 個、後者は1辺に $n$ 個ずつ並ぶ正方形の形に並ぶので $n^2$ 個。合計 $(n+1)^2+n^2=2n^2+2n+1$ 個。図が書ければ計算なしで答えが求められるが、答案では「正方形に並ぶ」ことの説明が要るので、本解の数え方のほうが書きやすい。

(4) 配点 12点

全体の並べ方は

$$\dfrac{5!}{2!\,2!}=30\ \text{通り}$$

2つのAが隣り合う並べ方は、AAを1つのかたまりとみて、AA、B、B、Cの4つを並べればよいので

$$\dfrac{4!}{2!}=12\ \text{通り}$$

2つのBが隣り合う並べ方も同様に12通り。

AもBも隣り合う並べ方は、AA、BB、Cの3つを並べて $3!=6$ 通り。

よって「Aが隣り合う、またはBが隣り合う」並べ方は $12+12-6=18$ 通りで、求める並べ方は

$$30-18=12$$

答 12通り

別解(Cの位置で場合分け)

5つの位置を左から①〜⑤とする。

・Cが①のとき:②〜⑤にA、A、B、Bを同じ文字が隣り合わないように並べる。交互に並べるしかないのでABAB、BABAの2通り。Cが⑤のときも同様に2通り

・Cが②のとき:③〜⑤の3つは同じ文字が隣り合わないので、①がAならBAB、①がBならABAとなり2通り。Cが④のときも同様に2通り

・Cが③のとき:①②にAとBを1つずつ(2通り)、④⑤に残りのAとBを1つずつ(2通り)で4通り

合計 $2+2+2+2+4=12$ 通り。文字が5つと少ないので、この数え方でも短時間で答えが求められる。

出題意図

(1) 円の中心から弦に下ろした垂線は弦の中点を通るという図形の基本を、内積の計算に結びつけられるか。半径が与えられていないことに戸惑わず、内積は $\mathrm{AB}$ の長さだけで決まると捉えることができるか。

(2) 絶対値は中身の符号で場合分けして外すという基本が理解できているか。2つの放物線をつないだグラフを、頂点・軸との交点・つなぎ目まで正確に書けるか。

(3) 格子点の個数は直線 $x=k$ 上の個数を求めて足し合わせるという方法で、答えを $n$ の式で表すことができるか

(4) 同じものを含む順列で「隣り合わない」を数えるときは、余事象(隣り合う並べ方)を数えて全体から引くという基本が理解できているか

講評

難易度簡単
目標得点50点
目標時間20分

医学科の受験生なら満点が前提の小問集合。
1問でも落とすと、ほかの受験生との差を取り返すのは難しい。
とくに (3) は格子点の典型問題で、「直線 $x=k$ 上で数えて足す」が身についているかどうかがそのまま点数に出る。
丁寧に検算しながら、確実に満点を取る。
4問とも教科書や基本の問題集で見たことのある問題なので、(1) は中点 $\mathrm{M}$ をとってすぐに32を求め、(2) はグラフに頂点と軸との交点を書き込んだかを確かめ、(3) は $n=1,\,2$ を代入して答えの式を検算、(4) は両方隣り合う6通りを引いたかを確かめてから次の問題へ進む。

差がつく所・失点しやすい所

  • (1) で半径を使わずに中点 $\mathrm{M}$ へ持ち込むという発想に行き着けるか:半径が与えられていないので、 $\left|\overrightarrow{\mathrm{AO}}\right|\left|\overrightarrow{\mathrm{AB}}\right|\cos\angle\mathrm{OAB}$ のまま計算しようとすると方針が立たない。 $\left|\overrightarrow{\mathrm{AO}}\right|\cos\angle\mathrm{OAB}=\mathrm{AM}=4$(正射影)と気づけば、すぐに求められる。
  • (2) のグラフの書き込み:頂点 $\left(\dfrac12,\,\dfrac14\right)$ や $(1,\,0)$ を書き忘れる、あるいは $x<0$ の部分を書き忘れる失点が多いと思われる。 $x=1$ で2つの放物線がとがってつながることも、図ではっきり分かるように書く。
  • (3) で直線 $x=k$ 上で数えて足すという発想に行き着けるか:格子点を1つずつ数えようとすると $n$ の式にならない。 $k=0$ の列を2倍してしまう、 $k<0$ の列で $|k|$ を $k$ のまま計算してしまう、などの数え方のミスが起こりやすい。
  • (4) で「または」を和集合として扱えるか:Aが隣り合う12通りとBが隣り合う12通りを足して30から引くと6通りになってしまう。両方隣り合う6通りを2回引いていることに気づけるか。

2026年鹿児島大学医学部数学
第2問 解答・解説

第2問は確率・確率分布と期待値の問題です。
テーマは「白球8個・赤球2個から戻さずに取り出すときの確率と、白球の個数の期待値」。

問題

2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 問題
2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 問題
問題文をテキストで読む

袋には白い球が8個、赤い球が2個入っており、ここから球を1個ずつ無作為に続けて取り出す。一度取り出した球は袋に戻さないこととする。

(1) 1回目に白い球が出て、かつ2回目に赤い球が出る確率を求めよ。

(2) 2回目に赤い球が出る確率を求めよ。

(3) 3回目に赤い球が出る確率を求めよ。

(4) 続けて3回取り出したとき、取り出した白い球の個数の期待値を求めよ。

解答の方針

【(1)の方針】

着眼点

1回目に白を取り出すと、袋の中は白7個・赤2個の計9個になる。2回目の確率はこの9個で考える。

  1. 1回目に白が出る確率 $\dfrac{8}{10}$ を求める。
  2. 1回目に白が出たあと、2回目に赤が出る確率 $\dfrac{2}{9}$ を求める。
  3. 2つをかけ合わせる。

【(2)(3)の方針】

着眼点

2回目・3回目に赤が出るかどうかは、それより前に何が出たかで袋の中身が変わる。そこで 1回目(3回目なら1回目と2回目)の結果で場合を分ける。(1) はそのうちの1つの場合になっている。

一方、10回すべて取り出したときの並びで考えると、赤い球2個の位置は10か所から2か所を選ぶ選び方で、どの選び方も同じように起こる。どの位置も特別扱いされないので、何回目でも赤が出る確率は同じ(くじ引きの公平性)と見当がつく。

2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 解答の方針の図
2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 解答の方針の図

本解は場合分けで求め、くじ引きの公平性は根拠つきで書いた別解(検算)にする。理由は、「くじ引きの公平性より $\dfrac{1}{5}$」とだけ書くと、根拠を書いていない答案として減点される恐れがあるため。場合分けなら、各段階がかけ算と足し算だけで、減点される所がない。場合の数も (2) は2通り、(3) は3通りと少ない。

(2)

  1. 1回目が白の場合((1) の確率)と、1回目が赤の場合 $\dfrac{2}{10}\cdot\dfrac{1}{9}$ に分ける。
  2. 2つを足す。

(3)

  1. 3回目が赤になるのは、1回目・2回目が「白白」「白赤」「赤白」の3通り(「赤赤」のあとは赤が残っていない)。
  2. それぞれの確率を、袋の中身の変化を追ってかけ合わせて求める。
  3. 3つを足す。

【(4)の方針】

着眼点

3回で取り出した白の個数を $X$ とする。赤は2個しかないので、 $X$ は1、2、3のどれか。3個の取り出し方で白の個数だけを見るので、取り出した3個の組(順番を考えない)で数えてよい。確率分布を求めて、期待値の定義どおりに計算する。

別解として、(2)(3) の結果から 各回に白が出る確率はすべて $\dfrac{4}{5}$ なので、「 $k$ 回目に白が出たら1、出なければ0」という確率変数の和で $X$ を表せば、期待値は $3\cdot\dfrac{4}{5}$ とすぐに求まる(和の期待値)。本解を定義どおりの計算にするのは、和の期待値の性質(数学B「統計的な推測」)を使うなら性質を明記する必要があり、書き方によっては根拠不足と見られる恐れがあるため。定義どおりなら採点者が迷う所がない。

  1. 3個の取り出し方 ${}_{10}\mathrm{C}_3=120$ 通りが同様に確からしいことを確かめる。
  2. $X=1,2,3$ のそれぞれの場合の数を数え、確率分布を求める。
  3. $E(X)=1\cdot P(X=1)+2\cdot P(X=2)+3\cdot P(X=3)$ を計算する。

解答

2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 解答・解説
2026年鹿児島大学医学部数学 第2問 解答・解説
解答をテキストで読む

(1) 配点 10点

1回目に白が出る確率は $\dfrac{8}{10}$。このとき袋の中は白7個・赤2個になるので、2回目に赤が出る確率は $\dfrac{2}{9}$。

よって求める確率は

$$\dfrac{8}{10}\cdot\dfrac{2}{9}=\dfrac{16}{90}$$

答 $\dfrac{8}{45}$

(2) 配点 12点

1回目の結果で場合を分ける。

・1回目が白のとき (1) より $\dfrac{8}{45}$

・1回目が赤のとき 袋の中は白8個・赤1個になるので $\dfrac{2}{10}\cdot\dfrac{1}{9}=\dfrac{1}{45}$

2つの場合は同時に起こらないので、求める確率は

$$\dfrac{8}{45}+\dfrac{1}{45}=\dfrac{9}{45}$$

答 $\dfrac{1}{5}$

(3) 配点 14点

3回目に赤が出るのは、1回目・2回目が「白白」「白赤」「赤白」のときで、「赤赤」のときは袋に赤が残っていないので起こらない。

それぞれの確率は

・白白赤 $\dfrac{8}{10}\cdot\dfrac{7}{9}\cdot\dfrac{2}{8}=\dfrac{112}{720}$

・白赤赤 $\dfrac{8}{10}\cdot\dfrac{2}{9}\cdot\dfrac{1}{8}=\dfrac{16}{720}$

・赤白赤 $\dfrac{2}{10}\cdot\dfrac{8}{9}\cdot\dfrac{1}{8}=\dfrac{16}{720}$

これらは同時に起こらないので、求める確率は

$$\dfrac{112+16+16}{720}=\dfrac{144}{720}$$

答 $\dfrac{1}{5}$

別解((2)(3):くじ引きの公平性を根拠つきで使う)

10個すべてを取り出したときの並びを考える。白8個・赤2個を区別せずに並べる並べ方は、赤の位置を10か所から2か所選ぶ ${}_{10}\mathrm{C}_2=45$ 通りで、球をすべて区別すれば、どの並べ方にも $8!\cdot2!$ 通りずつ対応するので、45通りはどれも同様に確からしい。

このうち $k$ 回目( $1\leqq k\leqq10$)が赤であるのは、残りの赤の位置を9か所から選ぶ9通りなので、その確率は

$$\dfrac{9}{45}=\dfrac{1}{5}$$

で $k$ によらない。 $k=2,3$ として (2)(3) の答えが得られる。

(4) 配点 14点

3回で取り出した白の個数を $X$ とする。 $X$ は取り出した3個の中身だけで決まるので、順番を考えずに3個の組で数える。10個から3個を取り出す組は ${}_{10}\mathrm{C}_3=120$ 通りで、どれも同様に確からしい。赤は2個なので $X=1,2,3$。

・$X=1$(白1個・赤2個) ${}_8\mathrm{C}_1\cdot{}_2\mathrm{C}_2=8$ 通り

・$X=2$(白2個・赤1個) ${}_8\mathrm{C}_2\cdot{}_2\mathrm{C}_1=56$ 通り

・$X=3$(白3個) ${}_8\mathrm{C}_3=56$ 通り

(合計 $8+56+56=120$ で、もれがないことも確かめられる)

| $X$ | $1$ | $2$ | $3$ | 計 |

|—|—|—|—|—|

| $P$ | $\dfrac{1}{15}$ | $\dfrac{7}{15}$ | $\dfrac{7}{15}$ | $1$ |

よって

$$E(X)=1\cdot\dfrac{1}{15}+2\cdot\dfrac{7}{15}+3\cdot\dfrac{7}{15}=\dfrac{1+14+21}{15}=\dfrac{36}{15}$$

答 $\dfrac{12}{5}$

別解((4):和の期待値)

$k=1,2,3$ に対して、「 $k$ 回目に白が出たら $X_k=1$、赤が出たら $X_k=0$」とすると $X=X_1+X_2+X_3$。

1回目に赤が出る確率は $\dfrac{2}{10}=\dfrac{1}{5}$ で、(2)(3) から2回目・3回目に赤が出る確率も $\dfrac{1}{5}$。よって $E(X_k)=1-\dfrac{1}{5}=\dfrac{4}{5}$( $k=1,2,3$)。

確率変数の和の期待値は各期待値の和なので( $X_1,X_2,X_3$ が独立でなくても成り立つ)

$$E(X)=E(X_1)+E(X_2)+E(X_3)=3\cdot\dfrac{4}{5}=\dfrac{12}{5}$$

出題意図

(1) 戻さない取り出しでは、袋の中身が1回ごとに変わることを踏まえて、確率をかけ合わせられるか

(2)(3) それより前に何が出たかで場合を分け、もれなく足し合わせられるか。さらに「何回目でも赤の確率は同じ」というくじ引きの公平性を捉えることができるか。

(4) 期待値を、確率分布から定義どおりに求められるか

講評

難易度簡単
目標得点50点
目標時間15分

教科書の例題レベルの確率で、医学科の受験生なら満点が当然の問題。
ここで1点でも落とすなら合格は厳しい。
逆に、くじ引きの公平性や和の期待値を検算に使えるだけの理解があれば、短い時間で終えて残りの3題に時間を回せる。
くじ引きの原理を知っておけば (3) までは速攻で解けるので、あとは (4) を丁寧に計算するだけ。
4題の中でも解きやすい問題。
(1)〜(3) は1回目の結果で場合を分ければ、樹形図を書いて確率をかけ合わせるだけ。
(3) まで $\dfrac{1}{5}$ がそろったら、くじ引きの公平性で答えが合っていることを確かめてから (4) へ進む。
(4) は確率分布の表を書き、確率の合計が1になることを確かめてから期待値を計算する。
計算自体は単純なので、確実に計算し、検算してから次の問題へ進む。

差がつく所・失点しやすい所

  • 1回目の結果で場合を分けるという発想に行き着けるか:(2) を「2回目は赤2個・全部で9個だから $\dfrac{2}{9}$」と、1回目に何が出たかを考えずに求めてしまう誤りに注意。袋の中身が1回目で変わることを意識できるかで大きく差がつく。
  • (3) の「赤赤」の扱い:「赤赤」のあとは赤が残っていないので、3回目の赤は起こらない。場合をもれなく、余分なく書き出せるか。
  • くじ引きの公平性を根拠なしで書く:答えは合っていても、根拠がなければ減点される恐れがある。使うなら別解のように「赤の位置の選び方はどれも同様に確からしい」まで書く。
  • (4) で $X=0$ を入れる:赤は2個しかないので、3個取り出せば白は必ず1個以上。 $X=0$ を入れても確率0なので答えは変わらないが、分布表の確率の合計が1になるかで確かめる習慣をつけたい。

2026年鹿児島大学医学部数学
第3問 解答・解説

第3問は式と曲線・2次関数の最大・最小の問題です。
テーマは「楕円 $C_a$ の面積・接線と、接線がつくる三角形との面積比の最小値」。

問題

2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 問題
2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 問題
問題文をテキストで読む

実数 $a$ は $0<a<1$ を満たし、曲線 $C_a$ が次の方程式で与えられている。

$$C_a:\dfrac{\left(x-\dfrac{a}{1-a}\right)^2}{\left(\dfrac{a}{1-a}\right)^2}+\dfrac{y^2}{\dfrac{a^2(1+a)}{1-a}}=1$$

(1) 座標平面において、曲線 $C_a$ によって囲まれる部分の面積 $S_1(a)$ を、 $a$ を用いて表せ。

(2) 座標平面において、点 $(a,\,a+a^2)$ における曲線 $C_a$ の接線 $l_a$ の方程式が $y=ax+a$ であることを示せ。

(3) 座標平面において、3直線 $l_a$、 $x$ 軸、および $x=\dfrac{a}{1-a}$ で囲まれた三角形の面積を $S_2(a)$ とする。実数 $a$ が $0<a<1$ の範囲を動くとき、 $S(a)=\dfrac{S_2(a)}{S_1(a)}$ の最小値を求めよ。また、そのときの $a$ の値を求めよ。

解答の方針

【(1)の方針】

着眼点

$p=\dfrac{a}{1-a}$ とおくと、 $C_a$ は中心 $(p,\,0)$、 $x$ 軸方向の半軸 $p$ の楕円。 $y$ 軸方向の半軸の2乗 $\dfrac{a^2(1+a)}{1-a}$ も $p$ で書くと $p^2(1-a^2)$ になり、式が見やすくなる。楕円の面積は、半径 $A$ の円を $y$ 軸方向に $\dfrac{B}{A}$ 倍した図形と考えて $\pi AB$。

  1. $p=\dfrac{a}{1-a}$ とおき、 $\dfrac{a^2(1+a)}{1-a}=p^2(1-a^2)$ を確かめる。
  2. 半軸の長さが $p$ と $p\sqrt{1-a^2}$ であることから、 $S_1(a)=\pi p^2\sqrt{1-a^2}$ を求める。
  3. $a$ の式に直して答える。

【(2)の方針】

着眼点

「 $y=ax+a$ が接線であることを示せ」なので、直線の式を $C_a$ に代入して、重解をもつことを示すのが一番短い。 $C_a$ の式の両辺に $p^2(1-a^2)$ をかけて分母を払い、 $y=a(x+1)$ を代入すると、 $p(1-a^2)=a(1+a)$ によって $x$ の係数がまとまり、 $(x-a)^2=0$ になる。接線の公式を使うなら、 $C_a$ は中心が $(p,\,0)$ なので $x$ を $x-p$、 $x_0$ を $x_0-p$ に置きかえた式にする(模範解答の別解)。

  1. $C_a$ の式の両辺に $p^2(1-a^2)$ をかけて $(1-a^2)(x-p)^2+y^2=p^2(1-a^2)$ とする。
  2. $y=a(x+1)$ を代入して整理し、 $p(1-a^2)=a(1+a)$ を使って $(x-a)^2=0$ にまとめる。
  3. 共有点が $x=a$(点 $(a,\,a+a^2)$)だけで重解なので、接線であると結論する。

【(3)の方針】

着眼点

$l_a:y=a(x+1)$ は $x$ 軸と点 $(-1,\,0)$ で交わる。直線 $x=p$ との交点の $y$ 座標は $a(p+1)=\dfrac{a}{1-a}=p$ なので、三角形の頂点は $(-1,\,0)$、 $(p,\,0)$、 $(p,\,p)$。 $S_1$ も $S_2$ も $p$ で書いておけば、 $\dfrac{p+1}{p}=\dfrac{1}{a}$ で $p$ が消えて $S(a)$ は簡単な式になる。最後は $a\sqrt{1-a^2}=\sqrt{a^2(1-a^2)}$ の最大値を考えればよく、 $a^2=t$ とおけば $t$ の2次関数になる。

2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 解答の方針の図
2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 解答の方針の図

(図は $a=\dfrac12$ のとき。 $p=1$、楕円の半軸は $1$ と $\dfrac{\sqrt3}{2}$、三角形の頂点は $(-1,\,0)$、 $(1,\,0)$、 $(1,\,1)$)

  1. $l_a$ と $x$ 軸の交点 $(-1,\,0)$、直線 $x=p$ との交点 $(p,\,p)$ を求め、 $S_2(a)=\dfrac{p(p+1)}{2}$ を求める。
  2. $S(a)=\dfrac{p+1}{2\pi p\sqrt{1-a^2}}$ に $\dfrac{p+1}{p}=\dfrac1a$ を使い、 $S(a)=\dfrac{1}{2\pi a\sqrt{1-a^2}}$ と表す。
  3. $t=a^2$( $0<t<1$)とおき、 $a^2(1-a^2)=t(1-t)=-\left(t-\dfrac12\right)^2+\dfrac14$ の最大値を求める。
  4. $a\sqrt{1-a^2}$ が最大のとき $S(a)$ が最小なので、最小値とそのときの $a$ を求める。

解答

2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 解答・解説
2026年鹿児島大学医学部数学 第3問 解答・解説
解答をテキストで読む

(1) 配点 12点

$p=\dfrac{a}{1-a}$ とおく。 $0<a<1$ より $p>0$ で

$$p^2(1-a^2)=\dfrac{a^2}{(1-a)^2}\cdot(1-a)(1+a)=\dfrac{a^2(1+a)}{1-a}$$

よって $C_a$ は

$$\dfrac{(x-p)^2}{p^2}+\dfrac{y^2}{p^2(1-a^2)}=1$$

で、中心 $(p,\,0)$、半軸の長さが $p$( $x$ 軸方向)と $p\sqrt{1-a^2}$( $y$ 軸方向)の楕円である。

半軸の長さが $A$、 $B$ の楕円は、半径 $A$ の円を $y$ 軸方向に $\dfrac{B}{A}$ 倍した図形なので、面積は $\pi A^2\cdot\dfrac{B}{A}=\pi AB$。よって

$$S_1(a)=\pi\cdot p\cdot p\sqrt{1-a^2}=\pi p^2\sqrt{1-a^2}$$

答 $S_1(a)=\dfrac{\pi a^2\sqrt{1-a^2}}{(1-a)^2}$

(2) 配点 14点

$C_a$ の式の両辺に $p^2(1-a^2)$ をかけると

$$(1-a^2)(x-p)^2+y^2=p^2(1-a^2)$$

$y=ax+a=a(x+1)$ を代入して整理すると

$$x^2-2\{p(1-a^2)-a^2\}x+a^2=0$$

ここで $p(1-a^2)=\dfrac{a}{1-a}\cdot(1-a)(1+a)=a(1+a)$ なので、 $x$ の係数は $-2\{a(1+a)-a^2\}=-2a$ となり

$$x^2-2ax+a^2=0\iff(x-a)^2=0$$

直線 $y=ax+a$ と $C_a$ の共有点は $x=a$、すなわち点 $(a,\,a+a^2)$ だけで、そこで重解をもつ。よって $y=ax+a$ は点 $(a,\,a+a^2)$ における $C_a$ の接線 $l_a$ である。(終)

別解(平行移動した楕円の接線の公式) $x_0=a$、 $y_0=a+a^2$ とおく。 $\dfrac{x_0-p}{p}=\dfrac{a}{p}-1=-a$ なので

$$\dfrac{(x_0-p)^2}{p^2}+\dfrac{y_0^{\,2}}{p^2(1-a^2)}=a^2+(1+a)(1-a)=1$$

で、点 $(x_0,\,y_0)$ は $C_a$ 上にある。 $C_a$ は楕円 $\dfrac{x^2}{p^2}+\dfrac{y^2}{p^2(1-a^2)}=1$ を $x$ 軸方向に $p$ だけ平行移動したものなので、接線は

$$\dfrac{(x_0-p)(x-p)}{p^2}+\dfrac{y_0y}{p^2(1-a^2)}=1$$

両辺に $p^2$ をかけ、 $x_0-p=-ap$、 $\dfrac{y_0}{1-a^2}=p$ を使うと $-ap(x-p)+py=p^2$。 $p>0$ で割って $y=ax+p(1-a)=ax+a$。(終)

(3) 配点 24点

$l_a:y=a(x+1)$ と $x$ 軸の交点は $(-1,\,0)$。直線 $x=p$ との交点の $y$ 座標は

$$a(p+1)=a\cdot\dfrac{1}{1-a}=p$$

よって三角形の頂点は $(-1,\,0)$、 $(p,\,0)$、 $(p,\,p)$ で

$$S_2(a)=\dfrac12(p+1)\cdot p=\dfrac{p(p+1)}{2}$$

(図は $a=\dfrac12$ のとき)

(1) より

$$S(a)=\dfrac{S_2(a)}{S_1(a)}=\dfrac{p(p+1)}{2}\cdot\dfrac{1}{\pi p^2\sqrt{1-a^2}}=\dfrac{1}{2\pi\sqrt{1-a^2}}\cdot\dfrac{p+1}{p}$$

$\dfrac{p+1}{p}=1+\dfrac{1-a}{a}=\dfrac1a$ なので

$$S(a)=\dfrac{1}{2\pi a\sqrt{1-a^2}}$$

$a>0$、 $1-a^2>0$ より $a\sqrt{1-a^2}=\sqrt{a^2(1-a^2)}>0$。 $t=a^2$ とおくと $0<t<1$ で

$$a^2(1-a^2)=t(1-t)=-\left(t-\dfrac12\right)^2+\dfrac14\leqq\dfrac14$$

等号は $t=\dfrac12$、すなわち $a=\dfrac{1}{\sqrt2}$( $0<a<1$ をみたす)のときに成り立つ。よって $a\sqrt{1-a^2}$ の最大値は $\dfrac12$。

$S(a)$ は $a\sqrt{1-a^2}$ が最大のとき最小になり、最小値は $\dfrac{1}{2\pi\cdot\dfrac12}=\dfrac{1}{\pi}$。

( $a=\dfrac{1}{\sqrt2}$ のとき $p=\sqrt2+1$。三角形の頂点は $(-1,\,0)$、 $(\sqrt2+1,\,0)$、 $(\sqrt2+1,\,\sqrt2+1)$)

答 最小値 $\dfrac{1}{\pi}$( $a=\dfrac{1}{\sqrt2}$ のとき)

出題意図

(1) 楕円の方程式から中心と半軸の長さを読み取り、面積 $\pi AB$ を求められるか

(2) 楕円の接線の公式を、平行移動した楕円にも使えるか(または、直線と楕円の式を連立して重解になることを示せるか)

(3) 見た目が複雑な文字式を、 $p=\dfrac{a}{1-a}$ のように1つの文字でまとめて整理できるか。最後は $a^2$ の2次関数の最大値に帰着できるか。

講評

難易度やや難
目標得点10点
目標時間45分

鹿児島大学医学部では高得点が求められるので、苦手な単元を作らないこと。
数学Cの2次曲線を苦手とする受験生は多いが、標準的な問題(1対1対応の演習など)が解けるレベルまでは確実に演習を積んでおく。
出題されたときに、最低限食らいつける状態を作っておこう。
この問題は $\dfrac{a}{1-a}=p$ とおけるかどうかで決まる。
まず $\dfrac{a}{1-a}=p$ とおいて、(1) を楕円の面積の公式で確実に取る。
$p$ とおけないと (2)(3) は計算が重くなるので、ほかの3題を満点で仕上げてから、残りの時間で (2)(3) に取り組む。
(2) は答えの式が書いてあるので、示せなくても (3) に進める。

差がつく所・失点しやすい所

  • $\dfrac{a}{1-a}$ を1つの文字でおくという発想に行き着けるか:問題文の式は分数が重なっていて、読まずに飛ばした受験生も多いと思われる。 $p$ とおけば、中心 $(p,\,0)$、半軸 $p$、 $p\sqrt{1-a^2}$ の楕円にすぎない。 $a$ のまま進めると、(3) で $(1-a)^{\frac32}$ のような累乗の計算が増え、ミスが起きやすい。
  • (2) で直線の式を代入して重解を示すという発想に行き着けるか:答えの式が与えられているので、代入すれば $(x-a)^2=0$ にまとまる。接線の公式を使う場合は、中心が $(p,\,0)$ なので $x$ を $x-p$ に置きかえるのを忘れると誤り。
  • (3) で $S(a)$ を簡単な形に整理できるか: $\dfrac{1}{2\pi a\sqrt{1-a^2}}$ まで整理できれば、最小値は $a^2$ の2次関数ですぐに求まる。整理せずに微分すると計算が面倒になり、大きく差がつく。

2026年鹿児島大学医学部数学
第4問 解答・解説

第4問は積分法・極限(数学Ⅲ)・式と証明の問題です。
テーマは「部分分数分解と $x=\tan\theta$ の置換で求める定積分 $I_n$ と、その極限」。

問題

2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 問題
2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 問題
問題文をテキストで読む

自然数 $n$ に対し、定積分 $I_n$ を次のように定める。

$$I_n=\int_0^n\dfrac{3x+1}{(x+2)(x^2+1)}\,dx$$

(1) 次の式が $x$ についての恒等式であるとき、定数 $a$、 $b$、 $c$ の値を求めよ。

$$\dfrac{3x+1}{(x+2)(x^2+1)}=\dfrac{a}{x+2}+\dfrac{bx+c}{x^2+1}$$

(2) $\tan\theta_n=n$、 $0<\theta_n<\dfrac{\pi}{2}$ を満たす $\theta_n$ が存在することを示せ。

(3) $I_n$ を求めよ。ただし、 $n$、 $\theta_n$ を用いてよい。

(4) $\displaystyle\lim_{n\to\infty}I_n$ を求めよ。ただし、 $\displaystyle\lim_{n\to\infty}\theta_n=\dfrac{\pi}{2}$ を用いてよい。

解答の方針

【(1)の方針】

着眼点

分母を払った $3x+1=a(x^2+1)+(bx+c)(x+2)$ がすべての $x$ で成り立てばよい。右辺を $x$ について整理して係数を比べる。 $x=-2$ を代入すると $bx+c$ の項が消えるので、 $a$ はすぐに求まる。

  1. 両辺に $(x+2)(x^2+1)$ をかけて $3x+1=a(x^2+1)+(bx+c)(x+2)$ とする。
  2. 右辺を $(a+b)x^2+(2b+c)x+(a+2c)$ と整理し、左辺と係数を比べて連立方程式をつくる。
  3. 連立方程式を解いて $a$、 $b$、 $c$ を求める。

【(2)の方針】

着眼点

「存在することを示せ」と言われたら、中間値の定理を使う。 $\tan\theta$ は $0\leqq\theta<\dfrac{\pi}{2}$ で連続で、 $\tan0=0<n$。さらに $\theta\to\dfrac{\pi}{2}-0$ のとき $\tan\theta\to\infty$ なので、どこかで $n$ より大きくなる。「 $n$ より小さい所」と「 $n$ より大きい所」を具体的に挙げれば、その間に $\tan\theta=n$ となる角がある。グラフでは、曲線 $y=\tan\theta$ と直線 $y=n$ が交わることを示している。

2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 解答の方針の図
2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 解答の方針の図

「 $\tan\theta$ は単調増加で、とる値は正の実数全体だから」だけで終えると、正の実数全体をとる根拠(連続であること)が書かれていない。中間値の定理の形で書くのが減点されない書き方。

  1. $\tan\theta$ が $0\leqq\theta<\dfrac{\pi}{2}$ で連続であることを述べる。
  2. $\displaystyle\lim_{\theta\to\frac{\pi}{2}-0}\tan\theta=\infty$ から、 $\tan\alpha>n$ となる $\alpha$ $\left(0<\alpha<\dfrac{\pi}{2}\right)$ がとれることを示す。
  3. 区間 $0\leqq\theta\leqq\alpha$ で $\tan0=0<n<\tan\alpha$ なので、中間値の定理から $\tan\theta_n=n$、 $0<\theta_n<\alpha$ をみたす $\theta_n$ が存在すると結論する。

【(3)の方針】

着眼点

(1) の分解で、被積分関数は $-\dfrac{1}{x+2}+\dfrac{x}{x^2+1}+\dfrac{1}{x^2+1}$ の3つに分かれる。最初の2つは $\dfrac{g'(x)}{g(x)}$ の形( $\dfrac{x}{x^2+1}=\dfrac12\cdot\dfrac{(x^2+1)’}{x^2+1}$)なので $\log$ になる。残る $\dfrac{1}{x^2+1}$ は $\log$ にならないので、$x=\tan\theta$ と置換する。 $1+\tan^2\theta=\dfrac{1}{\cos^2\theta}$ と $dx=\dfrac{d\theta}{\cos^2\theta}$ で分母が消える。上端 $x=n$ に対応する $\theta$ が (2) の $\theta_n$ である。

  1. (1) の結果から、被積分関数を $-\dfrac{1}{x+2}+\dfrac{x}{x^2+1}+\dfrac{1}{x^2+1}$ と3つに分ける。
  2. $\displaystyle\int_0^n\dfrac{-1}{x+2}\,dx=-\log(n+2)+\log2$、 $\displaystyle\int_0^n\dfrac{x}{x^2+1}\,dx=\dfrac12\log(n^2+1)$ を求める。
  3. $\displaystyle\int_0^n\dfrac{dx}{x^2+1}$ は $x=\tan\theta$ とおき、 $x:0\to n$ に $\theta:0\to\theta_n$ を対応させて、 $\theta_n$ になることを求める。
  4. 3つを足して $I_n$ を $n$、 $\theta_n$ で表す。

【(4)の方針】

着眼点

(3) の $\log$ の部分を別々に見ると、 $-\log(n+2)\to-\infty$、 $\dfrac12\log(n^2+1)\to\infty$ で $\infty-\infty$ の不定形。極限の計算では「不定形を直接解消する」「はさみうちの原理」「導関数の定義」のどれを使うかを最初に選ぶ。ここは式変形で解消できる形なので、$\log$ を1つにまとめ、真数の分母・分子を $n$ で割る。 $\theta_n$ の極限は問題文で与えられている。

  1. $I_n=\log\dfrac{2\sqrt{n^2+1}}{n+2}+\theta_n$ と $\log$ を1つにまとめる。
  2. 真数の分母・分子を $n$ で割り、 $n\to\infty$ のとき真数が2に近づくことを求める。
  3. $\log$ の部分の極限 $\log2$ と $\displaystyle\lim_{n\to\infty}\theta_n=\dfrac{\pi}{2}$ を足して答える。

解答

2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 解答・解説
2026年鹿児島大学医学部数学 第4問 解答・解説
解答をテキストで読む

(1) 配点 10点

両辺に $(x+2)(x^2+1)$ をかけた

$$3x+1=a(x^2+1)+(bx+c)(x+2)$$

が $x$ についての恒等式であればよい。右辺を整理すると

$$(a+b)x^2+(2b+c)x+(a+2c)$$

両辺の係数を比べて

$$a+b=0,\qquad2b+c=3,\qquad a+2c=1$$

これを解いて $a=-1$、 $b=1$、 $c=1$( $x=-2$ を代入すると $-5=5a$ となり、 $a=-1$ がすぐに求まる)。

答 $a=-1,\quad b=1,\quad c=1$

(2) 配点 10点

$f(\theta)=\tan\theta$ は $0\leqq\theta<\dfrac{\pi}{2}$ で連続である。

$\displaystyle\lim_{\theta\to\frac{\pi}{2}-0}\tan\theta=\infty$ なので、 $\tan\alpha>n$ となる $\alpha$ $\left(0<\alpha<\dfrac{\pi}{2}\right)$ がとれる。

区間 $0\leqq\theta\leqq\alpha$ で $f(\theta)$ は連続で、 $f(0)=0<n<f(\alpha)$。よって中間値の定理より、 $f(\theta_n)=n$ となる $\theta_n$ が $0<\theta_n<\alpha$ の範囲に存在する。 $\alpha<\dfrac{\pi}{2}$ なので、この $\theta_n$ は $\tan\theta_n=n$、 $0<\theta_n<\dfrac{\pi}{2}$ をみたす。(終)

(注) $(\tan\theta)’=\dfrac{1}{\cos^2\theta}>0$ より $\tan\theta$ は $0<\theta<\dfrac{\pi}{2}$ で単調に増加するので、このような $\theta_n$ はただ1つである。問題は存在だけを問うているので書かなくてよいが、(3) で $\theta_n$ を1つの値として使える根拠になる。

(2) の別解(三角関数の定義に戻る)

座標平面上に点 $\mathrm{P}(1,n)$ をとり、 $x$ 軸の正の部分から動径 $\mathrm{OP}$ まで測った角を $\theta_n$ とする。 $\mathrm{P}$ は第1象限の点なので $0<\theta_n<\dfrac{\pi}{2}$ にとれて、三角関数の定義から $\tan\theta_n=\dfrac{n}{1}=n$。(終)

(短く書けるが、「点 $\mathrm{P}$ に対して角 $\theta_n$ がとれる」ことを前提にしているので、採点者によっては論証が不十分と見られるおそれがある。本番では本解の中間値の定理で書くのが安全)

(3) 配点 20点

(1) より

$$\dfrac{3x+1}{(x+2)(x^2+1)}=-\dfrac{1}{x+2}+\dfrac{x}{x^2+1}+\dfrac{1}{x^2+1}$$

$0\leqq x\leqq n$ で $x+2>0$ なので

$$\int_0^n\left(-\dfrac{1}{x+2}\right)dx=\Bigl[-\log(x+2)\Bigr]_0^n=-\log(n+2)+\log2$$

$$\int_0^n\dfrac{x}{x^2+1}\,dx=\int_0^n\dfrac12\cdot\dfrac{(x^2+1)’}{x^2+1}\,dx=\left[\dfrac12\log(x^2+1)\right]_0^n=\dfrac12\log(n^2+1)$$

$\displaystyle\int_0^n\dfrac{dx}{x^2+1}$ で $x=\tan\theta$ とおくと、 $dx=\dfrac{d\theta}{\cos^2\theta}$。 $\tan0=0$ と (2) の $\tan\theta_n=n$ より、 $x:0\to n$ に $\theta:0\to\theta_n$ が対応する。また $\dfrac{1}{\tan^2\theta+1}=\cos^2\theta$ なので

$$\int_0^n\dfrac{dx}{x^2+1}=\int_0^{\theta_n}\cos^2\theta\cdot\dfrac{1}{\cos^2\theta}\,d\theta=\int_0^{\theta_n}d\theta=\theta_n$$

以上より

$$I_n=\log2-\log(n+2)+\dfrac12\log(n^2+1)+\theta_n=\log\dfrac{2\sqrt{n^2+1}}{n+2}+\theta_n$$

答 $I_n=\log\dfrac{2\sqrt{n^2+1}}{n+2}+\theta_n$

( $I_n$ は下の図の色をつけた部分の面積である)

(4) 配点 10点

(3) の $\log$ の真数の分母・分子を $n$ で割ると

$$I_n=\log\dfrac{2\sqrt{1+\dfrac{1}{n^2}}}{1+\dfrac{2}{n}}+\theta_n$$

$n\to\infty$ のとき $\dfrac{2\sqrt{1+\dfrac{1}{n^2}}}{1+\dfrac{2}{n}}\to2$ であり、 $\displaystyle\lim_{n\to\infty}\theta_n=\dfrac{\pi}{2}$ なので

$$\lim_{n\to\infty}I_n=\log2+\dfrac{\pi}{2}$$

答 $\dfrac{\pi}{2}+\log2$

出題意図

(1) 分母に2次式 $x^2+1$ を含む分数式を、分子を1次式 $bx+c$ にした部分分数分解で表せるか

(2) 「 $\tan\theta=n$ となる角がある」という見た目には当たり前のことを、連続関数の性質(中間値の定理)を根拠にして示せるか

(3) $\dfrac{1}{x^2+1}$ の積分は $x=\tan\theta$ と置換するという基本が理解できているか

(4) $\log$ の差という $\infty-\infty$ の不定形を、$\log$ を1つにまとめて解消できるか

講評

難易度標準
目標得点50点
目標時間30分

部分分数分解・ $\tan$ の置換・不定形の解消と、数Ⅲの積分の基本手順が並んだ問題。
(3) の計算ができれば (4) も難しくない。
部分分数分解して各項を積分するという基本的な計算は、練習を積んでおくこと。
(1) は係数比較だけなので必ず取る。
(2) は「連続」「 $\tan0=0<n$」「 $\theta\to\dfrac{\pi}{2}-0$ で $\tan\theta\to\infty$」の3点をそろえて中間値の定理で書く。
(2) の論証に自信がなくても、(3)(4) は $\theta_n$ を使えば解けるので必ず解く。
(3) は $\log$ が2つと $\tan$ の置換が1つ、(4) は $\log$ をまとめるだけ。
計算自体は単純なので、確実に計算し、検算してから次の問題へ進む。

差がつく所・失点しやすい所

  • (2) を「存在の証明」として書けるかどうか:グラフを見れば当たり前なので、「 $\tan\theta$ は単調増加だから」で済ませがち。連続性を述べ、 $n$ より小さい所と大きい所を具体的に挙げて中間値の定理を使う、という発想に行き着けるか。この問題で点差がつくのはここだけ。
  • (3) で $\dfrac{1}{x^2+1}$ を $x=\tan\theta$ と置換するという発想に行き着けるか: $\log$ の積分しか思い浮かばないと先に進めない。教科書・問題集の基本例題で一度解いていれば迷わない。
  • (3) の積分範囲の書き換え忘れ:置換したあとも上端を $n$ のままにして $\tan n$ などと書くミス。 $x:0\to n$ と $\theta:0\to\theta_n$ の対応を必ず書く。
  • (4) で $\log$ を1つにまとめるという発想に行き着けるか:別々に極限をとると $\infty-\infty$ の不定形になり、そのままでは求まらない。

2026年鹿児島大学医学部・数学の
講評とまとめ

4問の難易度と目標得点をまとめると、次のとおりです。

大問難易度目標点
第1問簡単50点
第2問簡単50点
第3問やや難10点
第4問標準50点
合計160点

2025年と比べて難易度が一気に上がった2026年です。
その原因は第3問です。
鹿児島大学医学部に合格するためのコツは、標準問題が解ければいいやと勝手に線引きしないこと。
大問が4つしかなく、1題の配点が大きいため、大問まるまる一つがぶっ飛ぶと、200点満点中150点スタートになります。
そのため、どんな単元が出題されようが、どんなレベルの問題が出題されようが、食らいつける実力をつけておく必要があります。
そういう意味では、2026年の第3問は、今後の鹿児島大学医学部の受験生にとっていい教訓になりました。

解く流れ

  • 第1問 → 第2問 → 第4問 → 第3問
  • 目標時間:第1問 20分・第2問 15分・第4問 30分・第3問 45分。合計110分で、試験時間120分のうち10分を見直しに使える。
  • 第1問・第2問・第4問の3題を先に満点で仕上げる。第3問は重いので最後に回し、 $\dfrac{a}{1-a}=p$ とおいて (1) を確実に取る。
  • 残りの時間で、答えを具体的な値(第1問(3) の $n=1,2$、第2問のくじ引きの公平性など)で検算する。

2026年鹿児島大学医学部・数学に
関するよくある質問

2026年の鹿児島大学医学部・数学について、よく聞かれる質問にお答えします。

2026年の鹿児島大学医学部・数学は難しかった?

2026年の鹿児島大学医学部の数学は例年に比べて難しかったです。

2026年の鹿児島大学医学部・数学は何点取れば合格できる?

目標点は160点です(200点満点)。

2026年の鹿児島大学医学部・数学はどこで差がつく?

特に差がついたのは、次の3つです。

  • 第3問:式を整理する発想( $\dfrac{a}{1-a}=p$ とおけるか)に行き着けるか。
  • 第4問(2):存在の証明を、根拠をそろえて書き切れるか。
  • 第1問・第2問・第4問:この3題で確実に満点が取れるか。
2026年の鹿児島大学医学部・数学は何が出題された?

大問ごとの単元は、次のとおりです。

  • 第1問:平面ベクトル・2次関数・数列・場合の数
  • 第2問:確率・確率分布と期待値
  • 第3問:式と曲線・2次関数の最大・最小
  • 第4問:積分法・極限(数学Ⅲ)・式と証明

この記事を書いた人

ラ・サール高校から九州大学医学部医学科へ現役合格。医師国家資格所持するも、多くの受験生を難関大学に合格させるべく教育業界を選択。この度、自分の理想とする教育を生徒に少しでも提供するべく、個人で塾の開校に至る。
現役合格を目指し、熱い想いで指導に携わる。

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